見たい度推移(赤線は公開日)


「2/デュオ」で注目された諏訪敦彦監督の第2作。デザイン会社勤務のアキは、レストラン・オーナー、哲郎と同棲中。彼らの一軒家に、哲郎の別れた妻との子供、俊介が転がり込んできたことをきっかけに、目に見えなかった“他者”との亀裂が表面化していく。完成台本がないという独自の手法を再び実践しながらも、ストーリーすら決まっていなかった前作とは異なり、撮影前に監督とキャストが登場人物の背景に関するディスカッションを実施。序盤にはおよそ10分間に及ぶ長回しのショットが盛り込まれるなど、現場の臨場感を重視した映像には異様な緊迫感が張りつめている。また“疑似家族”の営みの中で突如ストレスを暴発させるヒロインの心の揺れを、渡辺真起子がリアルに体現している。



