見たい度推移(赤線は公開日)


浅田次郎のベストセラー短編集のなかの同名のエピソードを映画化。北海道のローカル線の終着駅で駅長を勤める初老の乙松は、じき定年を迎えようとしている。来る日も来る日も列車を迎え、送り出してきた彼は、妻や娘の死を見とることができなかった。そんな乙松の前に、ある日、謎めいた少女が出現。人なつっこいその少女は、やがて乙松の人生に“奇跡”をもたらす……。鉄道員としての誇りを持って生き続け、戦後の高度経済成長期を支えてきた主人公。そんな消えゆく世代を、かぎりなく温かいまなざしで描き出していく。「動乱」以来19年ぶりに古巣の東映に戻ってきた高倉健が、ハマリ役ともいうべき乙松を好演。第23回モントリオール世界映画祭では、主演男優賞を受賞している。



