べっぴんの町

劇場公開日:

解説

少年院の教官出身というアマチュア探偵の活躍をハードボイルドタッチに描く。軒上泊原作の同名小説の映画化で、脚本は「六本木バナナ・ボーイズ」の柏原寛司、監督は「バカヤロー! 私、怒ってます」(第三話)の原隆仁、撮影は宗田喜久松がそれぞれ担当。主題歌は、柴田恭兵(「AGAIN」)。

1989年製作/日本
配給:東映
劇場公開日:1989年10月14日

ストーリー

“私”は35才。数年前まで少年院の教官だったが、上との方針の違いで辞職し、今は神戸の町角の中国人テーラーの二階でアマチュア探偵として、口コミで入ってくる仕事の依頼を受けて生活していた。ある日田村亜紀子という女と洋上デートと洒落こんだが、そこで彼女の店・シーサイドクラブの上客である宝石商・中嶋達夫の娘を探してくれと頼まれた。娘の名は町子。数日前から姿を消してしまったのだった。数日後、少年院時代の教え子で今や若きエリートやくざ・左山集司の情報により心あたりの所へ乗り込むが、そこからもうひとりの少女・富沢令子を知る。彼女の父親は貿易商で、彼もまたシーサイドクラブの常連だった。令子の話によると、町子はある不審な男に連れ去られてしまったという。それらの情報を亜紀子に中間報告するためシーサイドクラブへ行った“私”は、そこで富沢が電話で誰かともめているのを見た。そして“私”は店を出た時、電話ボックスに不審な若い男を見つけ、後を追ったが男は車に飛び乗って逃げてしまった。だが、その車の運転をしていたのは町子だった。それから数日後富沢が投身自殺をした。しかし、左山の情報によると、富沢は自殺をするタマではないという。それどころか、富沢には田村里美という愛人を殺した事実が判明する。富沢の雇われ用心棒・佐久間から町子の居所をつきとめた“私”は、そこで町子が例の若い男と出てくるのを見た。その男は、実は里美の弟の領二だったのだ。逃げようとする二人だったが、なんとか町子をつかまえた“私”は、そのまま電話ボックスに駆け込み、亜紀子に連絡をとり、その夜に彼女と会うことになった。町子を家に送り届け、自宅に戻ったとき亜紀子から「マンションに迎えに来て」という電話が掛かった。酒落た服装で亜紀子のマンションを訪れた“私”は、その戸口で亜紀子と領二の会話を聞いてしまう。実は亜紀子も殺された里美の姉で、その復讐に富沢を殺したのだった。亜紀子からすべての真実を知らされた“私”は、パトカーで警察に連れていかれる彼女を追い、フロントガラスの外から再会の約束をしたのであった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

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映画レビュー

4.0当時にみたが敢えて

2022年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

レイプシーンがグロい、それとは対照的に美しい震災前の神戸の町
後は上質なラブストーリー。ラストは印象的。
演技は、田中美佐子、鶴瓶、本木は上手いが他が酷い。
柴田恭兵の歌が、かなり残念。
この辺で、他の人の星が低いのだろう。

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ojan daudy

2.0時代を映す映画

2015年12月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

和久井映見が若い(笑)
キャストが地味に豪華で懐かしい顔がいっぱい。
物語にさしたる魅力はないけれど、時代の雰囲気は味わえる。
時間潰しにどうぞ

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うにたん♪(何観ても文句書きそうな気分)
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