ハレンチ学園 タックルキッスの巻

劇場公開日:

解説

永井豪原作の『ハレンチ学園』映画化三作目。脚本は「青春喜劇 ハレンチ学園」の鴨井達比古。監督は第一回の林功。撮影は「反逆のメロディー」の山崎善弘。

1970年製作/83分/日本
原題:Shameless School,Tackle Kiss
配給:ダイニチ映配
劇場公開日:1970年9月12日

ストーリー

今の品行のよくない生徒を追い出し、新入生によって授業料をかせごうと“聖ハレンチ学園”の教師たちはチンドン屋に扮し、新入生募集の宣伝ビラをまき散らしていたがこれを知った柳生みつ子ら生徒はヒゲゴジラの悪企みに怒り、殴りとばしてしまう。数日後父兄参観の日、教室内では教師とPTAと生徒が一緒になって“丁・半”の賭場が開かれており、ヒゲゴジラたちも楽しそうにその中にまじっていた。このままでは学園がだめになると思ったみつ子は、“大人たちに任せておけない、私たちの手で学園を守ろう”と生徒たちを先導するのだった。そこに女房同伴の京太という新任の先生が来るというニュースが入って来た。女房の虎子は威勢のいい女でヒゲゴジラたちを驚ろかせた後、新居を校長室にかまえると居座わってしまった。みつ子たちは京太、虎子の横暴さを見かねて、京太の授業時間中に悪企みをし教室から追払ってしまう。それを知った虎子は怒り、教室に殴り込みをかけ生徒たちをジュズつなぎに縛り上げてしまう。虎子の強さに舌をまいたヒゲゴジラたちは女王としてあがめたてるが、面白くないのは生徒たちで虎子に復讐すべく、虎子の昼寝の最中に布団にくるみコンテナに投げこんでしまう。虎子のいなくなった京太は借り物の猫のようにおとなしくなり、たちまちどこかに姿を消してしまった。そんなころ、柳生みつ子に結婚話が持上っていた。柳生家では代々武道大会の御前試合で婿選びをしているが、それを知ったヒゲゴジラ、マカロニ、丸越の三人は父宗成にゴマをすりとりいってしまう。おだやかでないのが山岸たち男生徒たちで、あの手この手でヒゲゴジラを柳生家から追い出してしまう。一方、学園は脱税の嫌疑で差し押えられ、困りはてた教師たちは、ヒゲゴジラの故郷に宝の山があると聞いて宝探しに出かけるのだったが、その話を聞いた生徒たちは先廻りして宝を奪おうと計画を立てる。教師と生徒たちが入り乱れての宝探しが始まったがヒゲゴジラはみつ子たちを人質にして、生徒に手を引かせようとする。やがて宝は教師たちの手によって発見され、狂喜したヒゲゴジラは人質の女生徒を裸にして木に縛りつけ狂ったようにゴジラ踊り始めた。これを目のあたりに見てくやしがった山岸たちは、花火を武器にゴジラ集落に殴り込みをかけた。逃げ廻る教師と生徒の大乱闘が展開されて行った。

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