伊豆の佐太郎

劇場公開日:

解説

「アジャパー天国」の杉原貞雄製作で、「姫君と浪人」の三村伸太郎の脚本を「江戸ッ子判官」の中川信夫が監督した。撮影は「姫君と浪人」の平野好美、音楽は「醉いどれ歌手」の上原げんと。出演者は「お役者小僧」の高田浩吉、「次郎長三国志 第三部 次郎長と石松」の田崎潤、「姫君と浪人」の岡譲二、「加賀騒動」の三島雅夫、「大菩薩峠 甲源一刀流(1953)」の嵯峨美智子、それに「芸者ワルツ」の新人久保菜穂子など。後に短縮版(68分)が「唄祭り佐太郎三度笠」と改題され上映された。

1953年製作/87分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1953年5月19日

ストーリー

村の宵祭の晩、土地の親分雷魚の儀十の片腕を斬った佐太郎は、許婚のお美代とも別れて伊豆を去らねばならなくなった。それから三年、三島の宿外れで浪人に襲われた男装の美女宇津木数馬を救ったことから、開港論者井伊大老の密使である彼女とともに下田へ行くことになった。二人は旅芸人の一座にかくまわれ、攘夷派の眼をくらましながら天城峠にむかった。一方、佐太郎の許婚お美代は儀十親分の好色の犠牲になろうとしていたが、丁度三年目の宵祭の日、村に入ってきた旅芸人の一座と数馬をなきものにしようとする攘夷派との間に争いがはじまり、それに佐太郎を斬ろうとする儀十一味とが加つて、宵祭は修羅場と化した。しかし、佐太郎の大活躍と浪人武井半蔵の応援で、悪人どもは潰滅し、佐太郎はお美代の許に、数馬は無事に下田に向うことができた。

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