春男の翔んだ空

劇場公開日:

解説

献身的に障害児と共に生き、飛行機事故で、志しなかばで倒れた身障児学級教師・野杉春男とその教え子たちの生活を描く。脚本・演出は「はだしのゲン 涙の爆発」の山田典吾、撮影も同作の小林節雄がそれぞれ担当。

1977年製作/120分/日本
原題:The Skies of Haruo
劇場公開日:1977年12月19日

ストーリー

昭和四十七年十一月二十九日、モスクワ、シエレメチエオ空港で日航機が墜落した。そして、犠牲者の中に野杉春男がいた。北九州萩ケ丘小学校教頭、身障児学級草分けの人である。重症心身障害児教育対策の研究のためヨーロッパに視察に行っての帰り道だった。--昭和二十五年、小倉市立三郎丸小学校。ファイトある野杉は教壇に立ち充実した毎日をおくっていた。同校の教師となって一年が過ぎた時、北九州市で二番目の精神薄弱児身障児学級がここに誕生した。知能指数が四十くらいの十二人の生徒の学級担任に、野杉はすすんでなった。スポーツを通じて生徒とふれ合い、感動のあまり野杉は生徒たちと一緒になって泣いた。野杉の学級の第一回卒業生、植村政次が厩務員になった。動物好きだった植村は、社会人として一歩をしるそうと、駄馬を駿馬に仕上げたのである。小倉競馬場で、野杉は生まれて初めて馬券を手にした。植村の馬が勝った。その晩、野杉は配当金で、断っていた酒を飲んだ。植村の社会への旅立ちの喜びに、野杉は泣きながら酔いしれるのだった。

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