初笑い寛永御前試合

劇場公開日:

解説

「びっくり太平記」の杉原貞雄が製作、「勢揃い 大江戸六人衆」の八住利雄が脚本を書き、同じく「勢揃い 大江戸六人衆」の斎藤寅次郎が監督に当った喜劇。撮影は「びっくり太平記」の友成達雄、音楽も「びっくり太平記」の原六朗の担当。出演者は「勢揃い 大江戸六人衆」の花菱アチャコ以下の喜劇陣で固められている。

1954年製作/87分/日本
劇場公開日:1953年12月28日

ストーリー

士気の頽癈を憤った彦左衛門が士気昂揚に御前試合を開くよう家光に勧めた。出場資格は皆伝書を持つ者に限られたので、さびれた一心斎の道場も大繁昌。彼には娘弥生があり、門弟の中で最も腕がよく正直者の市兵衛に添わそうとする。これを快く思わないのは玄達である。彼は御前試合の栄冠を夢見ているが肝心の皆伝書がない。一方、竹内直人は長い修業の旅から帰ったが、皆伝書をすられたため頑固な父親から追出される。この皆伝書は勘八からお浜の手を転々としており、ふとした事からこれを知った市兵衛は、直人に帰してやろうと苦心する。正月二日の試合を前にした大晦日の夜、宿屋三州屋は満員の盛況で、皆が泊り合わせている。玄達は弥生を誘拐したが、義憤を感じた勘八が逃がしてやった。いよいよ試合の当日、ついに市兵衛は奇しくも玄達を相手として吹上御苑で見事な腕をふるってこれに勝ち、めでたく弥生を抱きしめた。

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