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226

劇場公開日 1989年6月17日
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アップと回想

こういう現代史もの、特に日本の現代史ものって、映画としてどう観るかってことに迷いが生じるんですよね。ある程度、この事件についての予備知識があり、それに対する自分の思いもあるので、その思いが作品としての評価に影響してしまう感じがするっていうかですね。
なので、そういう事前の思いを度外視して、純粋に映画として観たとしたら、えー、印象に残ったのは、そう、アップと回想でした・・・
青年将校たちのアップ、そしてそれに続く彼らの回想シーン。なんかこの手法が乱発されていて、どうにも興をそがれる感じがありましたかね。もっと、たとえば、ただ窓際にぽつねんと立たせておくとか、そういうので、彼らの寂寥感とかは表現できたと思うんですよね。丁寧にそれぞれの回想シーンをインサートされるんで、なんか逆に悲しくないっていう感じがしましたよ。
彼らの人間的なところを強調したいっていうことなんだと思うんですけど、私はもっと彼らの狂気を垣間見たかった気がしますね。興奮と熱情と虚脱と寂寥と、それらがない交ぜになった狂気が十分に映っているって感じが・・なかったですよ。

チャーリー
チャーリーさん / 2015年8月19日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  悲しい 知的
  • 鑑賞方法:TV地上波
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ワレ狂カ愚カ知ラズ、一路ツイニ奔騰スルノミ。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

映画「226」(五社英雄監督)から。
私たちの知っている「二・二六事件」と言えば、
「日本の陸軍皇道派の影響を受けた青年将校らが起こした
クーデター未遂事件」程度の知識である。
作品の中で印象的なのは、萩原健一さんが演じた
「歩兵第三連隊・野中四郎大尉」が、
ハンカチを窓ガラスに押し付けて、書き綴るシーン。
「ワレ狂カ愚カ知ラズ、一路ツイニ奔騰スルノミ。」
三浦友和さん演ずる「安藤輝三大尉」」も、
「俺はこの言葉で動いた。この言葉で立ったんだ」と、
興奮して言うのだが、この部分の説明は僅かでわからない。
ネットで調べてみても、あまりピンとくる説明もない。
しかし「狂愚」と言う単語で、その糸口を見つけた。
なんと吉田松蔭が、自らを「狂愚」と呼んでいた。
「狂」は積極的に行動する人。
「愚」は退くことを知らぬ馬鹿正直な人間。

「狂・愚」あわせて、積極的な意味をもっているようだ。
ただし「社会に対する絶望の表現」という人もいる。
国をどうするかという意識を強く持ちながらも、
一途な思いで突進していくひたむきな生き方こそ、
青年将校と吉田松陰の共通点ではなかろうか。
いつの時代も「狂愚」と呼ばれる人たちが、社会を刺激する。
その人たちの熱い想いを、どう受け止められるかが、
私たち大人たちの役目であると思う。
この事件が、太平洋戦争に繋がった気がしてならない。

shimo
shimoさん / 2014年2月6日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい 難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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彼らはなぜ決起したのか

総合50点 ( ストーリー:45点|キャスト:65点|演出:45点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 何故このような行動をとったのかもろくに背景の描写がないまま、いきなり将兵の決起があって襲撃が始まる。彼らが何者なのか・どういう思想をもっているのか・どのような対立構造があるのかも説明がない。教科書にも載る有名事件だから視聴者もある程度の知識はあるのだろうが、歴史とは別にこの映画がどういう立場で彼らを見て描いているのかくらいのことははっきりさせてほしいものだ。襲撃の場面が襲撃場所ごとに一つ一つ描かれるが、そのわりに演出も古くて迫力がない。歴史的事件として掘り出していくのでもなく、決起した隊員たちを場面場面でわざわざ家族も登場させてたっぷりと時間をかけて悲哀を強調して描いていくことが主軸のようだが、何の脈絡もなく突然長々と登場する家族の姿にわざとらしくてひいてしまう。戦前の日本を震撼させたこの事件をとりあげておいて、失敗した隊員たちの儚さと残された家族というお涙頂戴的なことにしかならないというのはなんとも矮小。それも決起の理由をろくに描かないから彼らがただの混乱をもたらす反乱軍にしか見えなくて、だからろくに同情する気にもならないんだな。

Cape God
Cape Godさん / 2013年8月1日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  悲しい 単純
  • 鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル
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