難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版PARTV

劇場公開日:

解説

ヒットを続ける金融コメディの劇場版シリーズ第5弾は、バブル崩壊後に台頭してきた悪質な不動産屋と競売屋に、おなじみ“萬田銀行”の面々が戦いを挑む。監督は「とられてたまるか!?」の萩庭貞明が、西村昭五郎に代わって再登板。撮影はシリーズを手がけている三好和宏。主演・竹内力の敵役に「第三の極道」の川谷拓三が出演している。スーパー16ミリ。1995年1月14日大阪ホクテンザ1にて先行上映。

1995年製作/80分/日本
配給:ケイエスエス
劇場公開日:1995年2月4日

ストーリー

親から受け継いだビルを抵当に借金を重ねては遊びまくっている放蕩青年・志垣は、「東洋ファイナンス」への借金を返済するため、まもなく競売にかけられる林田ビルに入っているスナックのママと共謀して、梅子の先輩オカマ・花江を騙し、まんまと1000万円を手に入れた。しかし、それだけでは返済金額に充たないらしく、志垣のビルもとうとう借金のかたに競売にかけられることになってしまった。一方、「萬田銀行」の方でも志垣には多額の貸金をしており、抵当のビルを差し押さえられてはどうしようもなく、なんとかそれを阻止しようとしていた。ところが、林田ビルの一件を調査していた萬田銀行の面々は、そのビルを超安値で落札した「KYOEIエンタープライズ」が、東洋ファイナンスのダミー会社であることをつきとめ、しかも東洋ファイナンスが悪質な“競売屋”であることも知るのであった。花江のこともあった萬田銀次郎は、ついに東洋ファイナンスを潰すために立ち上がる。行方不明になっていた志垣を探し出し、ビルが差し押さえられる前の日付の短期賃貸契約書にサインさせる銀次郎。その内容は、1カ月100円の賃貸料で3年の契約というものだった。そんなこととは知らない東洋ファイナンス社長・奥村は、競売で志垣のビルを落札。それをまた高額で転売しようと、KYOEIエンタープライズの桜木と企んでいた。だが、銀次郎によって短期賃貸契約の存在を知らされた奥村は、3年という短期賃貸契約の場合、ビルのオーナーが変わっても住民は立ち退かなくていいという法律に愕然となってしまう。賃貸料をビルの維持費から差し引くと、とんでもない赤字になってしまうのだ。そんな奥村を見て、銀次郎は契約書を1億で売ってやると持ちかけた。こうして志垣からの借金も、花江の騙された1000万円も回収した銀次郎は、仲間たちと夜のミナミへと繰り出して行くのであった。

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