ともしび(1954)

劇場公開日:

解説

「にごりえ」の伊藤武郎と「女ひとり大地を行く」の川久保勝正の製作になる新世紀映画。学映協の寺田信義、「続・チャッカリ夫人とウッカリ夫人」の神谷量平、監督の家城巳代治(雲ながるる果てに)の共同脚本を「伊津子とその母」の井手俊郎が潤色しており木塚誠一の撮影による農村周辺のオール・ロケ作品である。出演者は「女ひとり大地を行く」の内藤武敏、「勲章」の香川京子、「伊津子とその母」の中村伸郎などのほか、「花荻先生と三太」の大橋弘、「ひろしま」の松山梨絵子など多数の子供が出演している。

1954年製作/97分/日本
配給:北星
劇場公開日:1954年6月22日

ストーリー

沼に囲まれた貧しい小さな村。その村の中学二年B組の松熊先生は本も買えないような貧しい生徒達を励しながら一生懸命教えていた。だから両親のない仙太や母のない松代を始め、勝も春夫もみんな松熊先生が大好きだった。ところが松熊先生の新しい教育のやり方が村の人々に誤解され、村長の胸像除幕式で生徒達が笑った事件がもとで、先生は転任させられた。松熊先生がいなくなって暗くなってしまった学校で、勝たちはもう一度学校を明るく楽しくしようと生徒大会を開いた。「本を買えない者にも分るように叩かないで教えて下さい」「明るく楽しい学校にして下さい」と次次に発言する生徒達の姿に心ある先生方は大いに反省させられ、正しい事をする勇気を教えられた。松熊先生の残した火だねは、こうして子供達の手によって燃え上り、勝たちの胸にも明るい夢と希望か拡がっていった。

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