劇場公開日 1960年3月15日

御存じ いれずみ判官のレビュー・感想・評価

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4.0東映城の時代劇映画

2023年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

映画産業の黄金期、東映京都撮影所は東映城と呼ばれ、豪華絢爛たる時代劇映画がたくさん製作されていました。
片岡千恵蔵主演のいれずみ判官シリーズは、昭和25年から昭和37年までに全18作が製作され、多羅尾伴内・七つの顔の男シリーズとともに千恵蔵の十八番(代表作)です。私事、団塊の世代(昭和23年生)には地元の映画館で観た東映時代劇が娯楽でした。共演は丘さとみ、木暮実千代、月形龍之介、薄田研二、山形勲、進藤英太郎、千秋実、片岡栄二郎、徳大寺伸、加賀邦男、宇佐美淳也、阿部九州男、尾上鯉之助、北竜二、戸上城太郎など、東映時代劇の懐かしい俳優が勢揃い。CGのない時代、冒頭、縁日のモブシーン(多数のエキストラを使って撮影)は大迫力、浪人たち相手の啖呵(たんか)と立ち回りは片岡千恵蔵の真骨頂。ラストの遠山裁きは金四郎(千恵蔵)、ワルの黒幕・雪翁(月形龍之介)両名優の迫真の演技が見られます。監督の佐々木康はサイレント映画の時代から映画監督人生が始まり、終戦直後“リンゴの唄”が主題歌の「そよかぜ(昭和20年)」が有名ですが時代劇の大ベテラン。昭和39年から東映京都プロダクションに移って、テレビ映画時代劇、大川橋蔵の「銭形平次」、近衛十四郎の「素浪人月影兵庫」などのヒット作を連発しています。

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papatyan

3.0桜吹雪

2023年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

片岡千恵蔵の当たり役、遠山の金さんの第一作。
抜け荷と人身売買で私腹を肥やす重臣に、両肌脱ぎでお仕置き。
舞台を見ているつもり楽しむ。

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いやよセブン