闘牛に賭ける男

劇場公開日:

解説

ヨーロッパ・ロケを行なった裕次郎映画で、山田信夫と舛田利雄の脚本を、「喧嘩太郎」の舛田利雄が監督した。撮影は「摩天楼の男」の山崎善弘。

1960年製作/93分/日本
配給:日活
劇場公開日:1960年12月27日

ストーリー

マドリッドの闘牛場で一人の日本人が興行界の大立者ガリエゴの姿を求めていた。この闘牛場には他にも若い男女の日本人がいた。その冴子と江藤は、そこに北見の姿を見て驚いた。彼はとうとう闘牛を追ってスペインへやってきた。--冴子と江藤の婚約披露パーティの夜、財閥の親同士が決めたこの結婚に、冴子は気がすすまなかった。パーティを途中から抜け出し、スペイン料理店で闘牛の招へいに失敗した新聞社の事業部員北見に会ったとき、冴子は彼にひかれるものを感じたのだった。--北見に、冴子たちは「キャフェ・デ・ガリエゴ」で出会った。だが、北見はガリエゴを追ってパリヘ行かなければならなかった。--結婚するために劇団を引退する冴子の最後の公演の時だった。新聞社を辞めた北見は、アメリカのテレビ会社からフィルムを買ってテレビ会社へ売りつける元手を借りに江藤と冴子の前に現われた。彼は、セリフを入れるため冴子の劇団と契約したいとも言った。冴子はこの仕事に打ちこんだ。北見の事業は成功した。ヨーロッパへ転勤になった江藤は、冴子の愛が自分にないと知ると、一人ヨーロッパへ旅立った。--北見はガリエゴを追った。胃を犯されて血を吐いて倒れた。遂にガリエゴの心もとけた。--一年前、冴子は北見と結婚式を挙げることになっていた。スペインで江藤が自動車事故で重態との電報が入った。が、冴子は北見の故郷への汽車を降りなかった。その時、アメリカのテレビ会社から契約を破棄したと北見の同僚が駈けつけた。北見は汽車を降りてしまった。彼の事業はつぶされた。彼は闘牛に命を賭けた。--マドリッドの闘牛場。北見とガリエゴは手を握っていた。その頃、冴子はブロードウェイに演劇の勉強をするため旅立っていた。あなたを愛して恥かしくない女になりましたら日本へ帰ってきますとの北見への手紙を残して。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0回想が何度もあり、ストーリーがややこしい

2023年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

あらすじとしては、
1=「闘牛に賭ける男」とは、主人公の北見徹(石原裕次郎)のこと
2=自分が新聞社に勤務してた時、闘牛招聘の担当をしてたが、
  闘牛は、世界的流行した風邪のため、延期になり、その後中止
3=北見は、新聞社を退職し、世界テレビを設立したが経営難になる
4=自分が主催で日本に闘牛士を呼ぼうとして、マドリッドに行く
5=ガルシア氏を追いかけ、パリへ行くが、良い返答なし
6=その後、ガルシア夫人から「夫は4日後に戻ってあなたと会う」と聞いた
7=マドリッドの闘牛場で観戦中に、ガルシア氏と契約締結
8=佐倉冴子(北原三枝)とは、新聞社員時に出会ったが、付け足しの恋
9=江藤良二(二谷英明)とは、ケンカする程ではないが恋敵

外国語がちょくちょく出て来て、その都度、字幕となる
回想が何度もあり、ややこしい映画だった
1回観ただけじゃ判り辛い

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KEO
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