天使のウィンク 日光猿軍団

劇場公開日:

解説

テレビ露出とともに“反省”などのネタで今やすっかりお茶の間の人気者となった“日光猿軍団”。本作品は、猿の良太と調教師・耕作、そして少年たちの友情と冒険を描いたファミリー映画。監督はこれがデビュー作となる寄田勝也。脚本は「イルカに逢える日」の中岡京平。撮影は「怖がる人々」の前田米造。主演は人気アイドル・グループ“忍者”の高木延秀。スーパー16ミリ。1995年3月25日より大阪天六ホクテンザ1にて先行上映。

1995年製作/96分/日本
配給:ヒーロー
劇場公開日:1995年4月15日

ストーリー

“日光猿軍団”の新米調教師・耕作は、一生懸命良太に芸を仕込もうと頑張るが、良太は一向に覚えようとしてくれない。耕作は自分の力の無さに元気を無くしてしまうが、実は良太には悩みがあって、芸を覚えるどころではなかった。良太はそもそも人間として生まれてくるはずだったが、天使のミスで猿になってしまったのだった。ある夜、良太の前に神様が現れ、良太に10年前の同じ日に生まれた子供を探すチャンスをくれる。檻を飛び出した良太は早速小学校に忍び込み、それらしい子供を探し始めるのだが、なかなかその子供を発見することが出来なかった。意気消沈の良太だが、それでもホームレスやハイソな夫人の家のペット・チーコらと触れ合ううち、逞しく成長していく。一方、良太に逃げられてしまった耕作もひどく落ち込んでいたが、校長先生や綾子たちに励まされて元気を取り戻していた。そんなある日、小学生たちのキャンプ場で大島先生が足を滑らせて崖から落ちそうになるという事件が発生。その場に居合わせた良太は彼女を助けるために“日光猿軍団”へロープを取りに帰る。突然戻って来た良太の様子を見て何かを察知した耕作は、綾子と一緒に良太の後を追った。仲間の猿たちの力も借りて大島先生を救い出した良太は、キャンプに参加していた少年・太朗の告白で、彼が本来の良太であることを知る。しかし、今や猿としての誇りと自覚に目覚めていた良太は、猿として生きていくことを決意していたのだった。

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