テイク・イット・イージー
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解説

何かを求めて北海道に旅に出た裕司が、二人の若者と出会い、やがて大きな転機を迎える様子を描く《民川裕司》シリーズ第三弾。脚本は「友よ、静かに瞑れ」の丸山昇一、監督は「ユー・ガッタ・チャンス」の大森一樹、撮影は「団鬼六 美教師地獄責め」の水野尾信正がそれぞれ担当。主題歌は、吉川晃司(「MODERN TIME」)。

ストーリー

ジャパンツアーに大成功を納めた民川裕司は、早くもニューヨーク公演に向けて始動していた。だが、突然の公演中止という知らせを受ける。裕司は「北へ行ったら死んじゃうよ」との、小さな同居人・草野つみきの予言めいた言葉に、あえて逆うかのように北への旅に出た。サイドカーを駆って北海道を旅する彼は、ある町で仲根六郎という若者と出逢う。仲根は牧場で働きながら、世界タイトルをめざすボクサー。裕司は仲根に連れていかれたライブハウスで、天才ジャズピアニストと言われる氷室麻弓のステージにひきこまれた。そして、彼女に魅かれていく。だが、よそ者に対する麻弓やその仲間の反発は大きかった。ある日、裕司はこの町の指導者的存在の男、青井に呼ばれる。青井は「若者は自分の与えられた世界ですべてを尽せばいい」と説き、麻弓も他の若者たちも皆、洗脳されたかのように、行動の自由を奪われているのだ。裕司の情熱に麻弓の心も開き始め、「私の目標は、カーネギーホールでピアノを弾くこと」と彼に告げる。だが、裕司は「町を出て東京へ帰れ」との青井の命令をきかなかったため、痛めつけられたうえ、荒涼たる火山の頂上に置き去りにされてしまった。原生林をさまよい、滝をすべり落ち、ボロボロに傷つきながら、裕司は町へたどりついた。そして、麻弓と再会するが、またも青井の手によって引きさかれてしまう。意を決した裕司は、仲根の手引きで青井のアジトに忍び込み、麻弓を連れ戻した。三人は空港へ向かう途中、青井の仲間の追跡にあい、仲根の牧場の中へ逃げ込んだ。青井の一団と銃撃戦になろうとする時、警官、池谷が介入し、事件は解決した。裕司と麻弓は口づけを交わすが、麻弓は仲間のところへ戻って行く。東京に戻るためサイドカーを駆った裕司は、事故にあう。麻弓を狂的に慕う日野かえでが、麻弓が裕司と去っていくと思い、サイドカーのブレーキのボルトをゆるめたのだ。死んだ裕司の上をUFOが通りすぎる。そしてニューヨーク。「晃司、吉川」と名乗る裕司と瓜二つの若者の姿があった。...

スタッフ

監督
脚本
丸山昇一
総指揮
渡辺晋
製作
岡田裕
プロデューサー
中川好久
撮影
水野尾信正
美術
金田克美
音楽
後藤次利
主題歌
吉川晃司
録音
中野俊夫
整音
小野寺修
照明
三萩国明
編集
井上治
助監督
平山秀幸
スチール
村井亮

キャスト

作品データ

製作年 1986年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 108分

提供:株式会社キネマ旬報社

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