劇場公開日 1965年10月2日

妻の日の愛のかたみにのレビュー・感想・評価

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3.0若尾文子の闘病もの

2024年1月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

初見は角川シネマ新宿での『若尾文子映画祭』(2015年8月)、9年ぶり鑑賞。

この映画の舞台は「九州・柳川」。
大林宣彦監督の『廃市』でも舞台になった水の町。

カラー映画なので、若尾文子がとても綺麗である💕
序盤は「仲睦まじい夫婦物語」だが、全体的には「闘病もの」なので、重い話。

舟に乗った花嫁=千枝子(若尾文子)を追いかける男=正之(船越英二)が、この花嫁の夫になる男。
二人とも学校の先生をしながら、夫の父母と一緒に暮らしている。
妻の千枝子は、手製うどんを作ったり、井戸で洗濯したりと、朝から晩まで良く働く嫁である。
夫が「今晩は、君のうどんがたべたい」と道端で言って、生徒に『君のうどん』と冷やかされるシーンは微笑ましい😊

また、夫婦二人が田んぼで仕事をするシーンがあり、その帰り道で妻が「私、もう歩けない」と言って、船越英二が若尾文子をおんぶする。
このシーン、超うらやましい‼️‼️

そして、学校の数学教師をしている妻が授業中にチョークを落としたあたりから、病の影があらわれる。
身体じゅうの関節が痛くなり、別府の病院に入院。
難病のようだが、病名は不明。(リューマチという単語が一度出てくるが、医者は「関節が固まりはじめていて…」などと言うので、不治の病ということなのだろう。)

病気になって8年後(入院先の別府から戻って5年後)、夫の外出中に、妻は実家に帰ってしまう。夫以外の家族と本人=妻が決めたこと。
それを知った夫は、……といった感じで物語が進行する。

明るい夫婦の姿を描いた序盤は楽しいが、闘病風景ばかりになってからは暗い感じになる映画だった。

(※)初見時は未ソフト化作品だったが、その後DVD発売されて今回はDVDにて。DVDに収録されている予告編は「本編で使われなかった映像が多い」ので別テイクが見られて楽しい。

<映倫No.14103>

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たいちぃ

4.5純愛を貫いた夫婦の悲しい名作。

2021年8月21日
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西海一久