続丹下左膳

劇場公開日:

解説

スタッフ、キャストとも前篇「丹下左膳(1953)」と同じ顔ぶれである。

1953年製作/89分/日本
配給:大映
劇場公開日:1953年9月1日

ストーリー

妖刀乾雲・坤龍をめぐる江戸市内の擾乱にこころ悩ました南町奉行大岡越前守は、将軍家を動かして饗庭主水正を出府せしめ、擾乱の元凶丹下左膳が饗庭藩士なりや否やを糾すが、累の及ぶことを怖れた主水正は、これを否む。ばかりか、主君懐しさに訪れた左膳を冷めたく追い払い、月輪軍之助の統べる月輪剣団に彼を斬り、刀を奪うべく命じる。激怒した左膳は群がる剣士らを斬り立て、越前の配下の捕方の波を蹴やぶって姿をくらます。今は持ってすべない乾雲を元の持主に返そうにも彌生は行方不明。左膳を愛する櫛巻お藤は、彼が彌生に刀を返すまでは危険な江戸市中を離れる意志のないことを知り、必死に彌生を探しまわる。そのあとをつけて左膳の所在をうかがうものに月輪剣団、無頼の旗本鈴川源十郎一味、そして遊び人鼓の与吉がある。鈴川はかねて拐わかしたお艶が左膳の手から乾雲を奪いかえすことを条件に、彼になびくという言葉に駆られて左膳を狙い、与吉は刀をもとに大金もうけの算段である。お藤の探ねる彌生は、じつは大岡越前邸にかくまわれていた。一方、坤龍をたずさえる諏訪栄三郎また、左膳をもとめて市内を彷徨する。互いに呼びあう妖刀の呪いは彼の身うちにも移り、しだいに殺伐な気分にかりたてられてゆく。大江戸の闇はまだ深かった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5本当の丹下左膳

2020年11月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

なぜか丹下左膳大岡忠相一人二役の大河内傳次郎

1953年(昭和28年)の作品
いくら古いとはいえフィルムの保存状態が良くない
昭和30年代の東映の時代劇映画はかなりいい状態で残っているが

刀で斬られて右目と右腕を失った異形のお侍丹下左膳
白い着物に殴り書きの文字の羅列
斬りたくて斬りたくてバッタバッタと人を斬る
狂人化け物
これが本当の丹下左膳
迫力がある
だけどコメディー色が強い百万両こけ猿の壺の丹下左膳の方が好きだな

比較的滑舌が悪い傾向がある大河内傳次郎だが今回は特に滑舌悪いがそれが味である

沢村国太郎も出演しているがマキノ雅弘監督の義理の弟にあたる
沢村国太郎の妻はマキノ雅弘の妹
いわゆるマキノ家である

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野川新栄
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