制覇(1999)

劇場公開日:

解説

欲望と裏切りが渦巻くヤクザの世界を舞台に、血で血を洗う骨肉の争いを描くアクション。監督は「BLOOD」の鈴木浩介。脚本は「斬り込み」の齋藤猛。撮影を「BLOOD」の金谷宏二が担当している。主演は、「ザ・ヤクザ 炎の復讐」の竹内力と「黒の天使 Vol.1」の山口祥行。スーパー16ミリからのブローアップ。

1999年製作/90分/日本
配給:大映
劇場公開日:1999年3月5日

ストーリー

都城組の組長には、組の若頭の勇地とレストランのオーナーシェフになった恵地というふたりの息子があった。ある日、恵地のレストランで組長がヒットマンに襲われ、居合わせた恵地の妻で身重の恭子が流れ弾に当たって殺されてしまう。どうやら、敵対する伏田組の仕業らしい。ところが、組長はそんな伏田組におとしまえをつけさせるどころか、手打ちで片をつけようとした。実は、都城組のシマに大学を誘致するという大プロジェクトが進行中で、波風を立たせたくなかったのだ。そんな組長のやり方に猛烈に反発したのが勇地だ。伏田組に屈することなく戦争をしようと意気込み、伏田組の挑発に乗って諍いを起こしてしまう勇地。だが、それは関西の志木島組と手を組んだ伏田組の描いた絵図通りの展開だったのである。伏田組は、武闘派の勇地を暴走させることで都城組内部に反乱を起こさせ、都城組自滅をもくろんでいたのだ。そんな矢先、組長が伏田組の凶弾に倒れた。その事件をきっかけに、それまでカタギだった恵地が組に戻ることを決意。組長の意思により組長代行に名乗りをあげると、暴走する兄・勇地を破門にし、伏田組に内通する組内部の裏切り者を探し始める。漸く、庄司という幹部が伏田組と通じていたことが判明した。恵地は伏田組を倒すべくいよいよ戦争を仕掛けるが、実は裏切り者がもうひとりいたのである。それは勇地であった。早くから弱体化していた都城組に見切りをつけていた彼は、裏で志木島組長と手を組み、都城組と伏田組の間に戦争を起こし共倒れにさせ、関東ヤクザ界制覇を企んでいたのだ。自らの欲望を果たす為、恵地を刺し殺した勇地は、その後、志木島組長をも裏切って、関西連合会と手を組むことを宣言する。だがその時、勇地の片腕だった加賀見が勇地に銃口を向けた…。

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