劇場公開日 1956年11月27日

女優(1956)のレビュー・感想・評価

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5.0乙羽信子素晴らしい。感動した。

2022年5月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

新派の舞台で活躍した女優・森赫子の自伝を映画化。母の勧めで女優になった毛利格子は、妻子ある幹部俳優と恋に落ちる。劇団側から彼と別れるように言われた格子は、独立を決意するが、やがて格子は失明の危機に襲われる…。波乱に満ちた女優の半生を描く。

新藤監督がよく語る女性の悲劇。溝口監督もそれを描く巨匠であるが、新藤監督の作品も素晴らしい。ほぼ実話に基づくストーリー展開のようであるが、女優・森赫子を乙羽信子が演じ、その半生を演じ切っている。男に裏切られ、利用され、しかしながら強く生き続ける女性。

和服姿で決して屈しない女性。立ち振る舞い、表情、特に終盤の演技は本当にしびれる。
歌や三味線などなど、昔の女優は本物である。素晴らしい。

(広島市映像文化ライブラリーにて)

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M.Joe