地獄の警備員
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地獄の警備員

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解説

次々と殺戮を繰り返していく狂気の警備員によって恐怖のどん底に突き落とされた会社員達の姿を描いたホラー。脚本・監督は「危ない話」(第2話/奴らは今夜もやって来た)の黒沢清。共同脚本は富岡邦彦。撮影は根岸憲一がそれぞれ担当。

ストーリー

急成長を遂げる総合商社・曙商事。その日、ここに2人の新人がやってきた。ひとりは絵画取引のために新設された12課に配属された元学芸員の成島秋子。もうひとりは驚くほど巨体の警備員・富士丸。元力士である富士丸は、かつて兄弟子とその愛人を殺害しながらも精神鑑定の結果、無罪となったいわくつきの男だった。出社早々、仕事に追われる秋子だったが、わずか5名の12課の中で絵画に精通しているのは彼女だけという有様。そのころ警備室では、古参の警備員・間宮が控室のロッカーの中に無残に折り畳まれた同僚・白井の死体を発見。それは富士丸の仕業だった。間宮は富士丸の狂行におののきながらも、この時から精神的に支配されてしまう。さらに富士丸はビルの地下に住みつき、秋子がそこに落としたイヤリングを自分の片耳につけビル内を闊歩し始める。それを知った秋子は、人事部長の兵藤に相談するが、そうしているうちにも富士丸の狂気はエスカレートしていく一方だった。12課の久留米課長に恨みをもつ間宮は、富士丸に久留米への報復を依頼した。富士丸の狂気を利用したつもりだった間宮だったが、翌日、富士丸が何も関係のない電気工事の女作業員を殺害するに及んで、ようやく富士丸の狂気が自分の手に負えるものでないことを悟るがもう遅かった。逃げ出す間宮にやすやすと追いついた富士丸は、間宮を動力室の壁面に何度もたたきつける。そして迎えた残業の時間。秋子と同じ課の吉岡が、廊下で間宮の死体を見つけたとき、富士丸の殺意はすでに残業中の12課の社員全員に向けられていた。電源は落とされ、外部への通路はすべて遮断された。脱出不能のビルの中で、富士丸は秋子たちを襲う。そして、秋子もまた富士丸の狂気に立ち向かっていき、富士丸は生命を断つのだった。...

スタッフ

監督
脚本
富岡邦彦
黒沢清
製作
中村俊安
プロデューサー
宮坂進
生駒隆始
撮影
根岸憲一
美術
清水剛
音楽プロデューサー
岸野雄一
録音
鈴木昭彦
照明
須永裕之
編集
神谷信武
助監督
佐々木浩久
スチール
蔀信明

キャスト

作品データ

製作年 1992年
製作国 日本
配給 アテネ・フランセ文化センター
上映時間 97分

提供:株式会社キネマ旬報社

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