シーズン・オフ

劇場公開日:

解説

シーズン・オフのペンションに居合わせた4組のカップルの交流を描く。監督は「12人の優しい日本人」の中原俊、脚本は劇団・自転車キンクリートの飯島早苗、撮影は重田恵介が担当。(16ミリ)

1992年製作/101分/日本
配給:ジャパンホームビデオ
劇場公開日:1992年9月26日

ストーリー

早春の伊豆・式根島。シーズン・オフのリゾート地の小さなペンションに、卒業を前に親たちに内緒でやって来た高校生の太田周平と上原理香子、長い愛人関係の末やっと結婚にたどりついた藤村武雄と美里の夫婦、そして恋人からの結婚話にとまどい、感傷旅行に出た時田彩子たちがチェック・インした。初めての一夜を迎えて理香子と喧嘩してしまった周平は、ペンションのバーで武雄にモーションをかけられるが、それをさり気なく断ってきた彩子と遊戯室で出会い、2人で深夜の砂浜へ出かける。2人を遠くから見つめる美里。翌朝、武雄の提案で、全員で島の入り江へと船を出すことになるが、美里は部屋に残り、また理香子は昨夜の周平と彩子のことを知り裏切られた思いがして東京へ帰ると言い出す。あきらめようとする周平を必死で説得する彩子。そんな時、ペンションのオーナー辻本恭一がバイクで通りかかった。理香子を追って港へ急ごうとバイクの後ろに飛び乗る彩子だったが、辻本はわざとまわり道をして、5年前に恋人同士だった彩子と束の間の思い出話をする。港で夕方の船を待つ理香子をつかまえた彩子は、彼女に周平の気持ちを伝えた。理香子がペンションに戻るのを見送った彩子の前に今度は美里が現われ、最初は口論になるが、やがて打ち解けあう。ペンションに帰った彩子は疲れたように眠ってから夜中に目を覚ますと、久しぶりに東京の恋人に電話をかけるのだった。

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