三等高校生
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解説

富士山の見える地方の高校を舞台に、教師と生徒のふれあいを描く。赤松光夫の同名の小説を映画化したもので、脚本は播磨幸治と「刑事物語」の渡辺祐介の共同執筆、監督も渡辺祐介、撮影は「ハイティーン・ブギ」の西垣六郎がそれぞれ担当。

ストーリー

富士ヶ丘高校三年、杉田透の最大のケンカ友達は数学教師の菊池重吉だ。その日も、透が志望を東大から、ガールフレンド、村松美緒の引っ越し先の島根の大学に変更したため、二人は大喧嘩を始める。透と仲間の園地、高木、上杉は、穴に自動車の車輪を落として困っている女性を助けた。水谷みどりというその女性は、東京の芸大を出て、焼き物の勉強をするために、この町で窯元をする伯父のところに来ており、彼女の妹の梨江も透の高校に転校してきたという。透たち四人と重吉は熱気球を飛ばそうという夢があるが、うまく事は運ばないでいる。重吉のことを、同僚の竹久みち子先生が思いを寄せているが、重吉はそんなことはぜんぜん気づかない。数日後、透はみどりのお伴で、溶岩採集で山に昇ることになった。引きあげようとするとき、みどりは崖から足を滑らせてしまう。透は気を失ったみどりを背負って山小屋に避難した。気を失って横たわる年上の女性を見つめる透の胸はときめいた。一方、重吉はみどりから「あなたが初恋の人」と告白され、天にも昇る気持ちだ。実は重吉はみどりの家庭教師をしていたのだ。そんなことを知らない透は、自分とみどり、重吉と竹久先生のダブルデートを企んで大失敗をしてしまう。数日後、透は暴走族の並川と勝負をして三万円をせしめた。その金で熱気球に必要な計器を買い、重吉にプレゼントする。ところが、梨江がその金の出所を話してしまい、怒った重吉は完成目前の熱気球を破壊してしまう。険悪な四人と重吉の間に、みどりが割って入り、重吉が一週間後に北海道の高校に転勤することを告げる。「なんで早く言わないんだ!」と透は重吉に殴りかかった。それから一週間、みどりと四人の急ピッチの熱気球作りが始まった。富士山の裾野では、作業服を着たみどり、四人、梨江、並川たちが熱気球を上げる準備をしていた。ふくらみ始めた熱気球を見上げる重吉の目は、心なしかうるんでいた。...

スタッフ

監督
脚本
播磨幸治
渡邊祐介
原作
赤松光夫
製作
小倉斉
ジャニー喜多川
撮影
西垣六郎
美術
育野重一
音楽
戸塚修
録音
宮内一夫
照明
栗木原毅
編集
黒岩義民
助監督
橋本伊三郎
スチール
石月美徳

キャスト

作品データ

製作年 1982年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 90分

提供:株式会社キネマ旬報社

受賞歴

第7回 日本アカデミー賞(1984年)

ノミネート
助演男優賞 田中邦衛
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