薩摩飛脚(1951)
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薩摩飛脚(1951)

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解説

サイレント時代に、伊藤大輔、故山中貞雄によって作られ、更にトーキー初期に伊藤監督によって再映画化されたものの三度の映画化で、製作は「夏祭り三度笠」に小倉浩一郎と共力した杉山茂樹。大佛次郎の原作から「吃七捕物帖 一番手柄」の柳川真一が脚色し、助監督から監督へ昇進した内出好し吉の第一回監督作品である。撮影は「鞍馬天狗 角兵衛獅子(1951)」の片岡清。出演者は「鞍馬の火祭」の嵐寛寿郎、「大江戸五人男」の山田五十鈴、「吃七捕物帖 一番手柄」の高田浩吉、「八つ墓村(1951)」の原健作、「酔いどれ八万騎」の宮城千賀子などのほかに、小林重四郎、海江田譲二、三島雅夫、有島一郎、永田光男などである。

ストーリー

その頃幕府は外様の薩摩藩が他国者の入園を禁止したことに不審の眼をむけ、隠密神谷金三郎と松村四海を差向けたが、国境で警備の者に発見され、神谷は逃れたが松村は谷間へ転落して消息を断った。江戸へ帰った神谷は松村の妻靜が彼の初恋の相手だったために周囲から疑惑の眼をむけられ、代地の馴染芸者小富のところへ入りびたっていることも、人々には快く思われなかった。しかし十三歳になる松村の実弟欽之助が唯一人兄をたずねて旅立ったと靜からきかされ、神谷はあわててそのあとを追い単身江戸を立った。欽之助は途中薩摩藩の手先、巾着切のお蘭と道づれになるが、欽之助のあとを追った魚屋の魚吉がやっと追いついたとき薩摩の相良義人たちに囲まれ、魚吉は殺された。これを見ていた巾着切やらずの清吉は神谷を助けて相良たちと渡り合うが、瑞海坊主の出現でさえぎられ、その間に欽之助はお蘭につれ去られた。薩摩の大阪藏屋敷へ連れ込まれた欽之助は相良から兄が江戸へ送られ留守居役伊集院の屋敷で打ち首になると聞された上に殺されようとするが、これに義憤を感じたお蘭は欽之助をかばい、神谷や清吉と強力、大阪藏屋敷から逃れて、一行は再び江戸へ向うのだった。しかしこれをさえぎる瑞海と渡り合って、神谷はもろともに河中へ転落して行った。一方江戸では、伊集院が神谷を想っている小富を策で自分の邸へおびき寄せたが、そこへ神谷が帰って来、更に松村も瑞海によって逃されて帰って来た。しかし神谷は小富を救うため単身伊集院の邸へ乗り込んで行った。短銃をつきつけられ窮地に陥った神谷を救ったのは又しても瑞海であった。彼こそ島津侯の外戚で明智のほまれ高い内膳源の義邦であった。「薩摩一国の不為でも、人材は殺してはならぬ」というのであったが、これをきき入れぬ伊集院はついに神谷の刃に倒された。...

スタッフ

監督
構成
伊藤大輔
脚本
柳川真一
原作
大佛次郎
製作
杉山茂樹
撮影
片岡清
美術
角井平吉
音楽
鈴木静一

キャスト

作品データ

製作年 1951年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 95分

提供:株式会社キネマ旬報社

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