桜の森の満開の下
ホーム > 作品情報 > 映画「桜の森の満開の下」
メニュー

桜の森の満開の下

劇場公開日

解説

坂口安吾の同名の短篇小説の映画化で、都の女に魅せられた粗暴な山賊を怪奇と幻想風に描く。脚本は「卑弥呼」の富岡多恵子、監督は脚本も執筆している同作の篠田正浩、撮影も同作の鈴木達夫がそれぞれ担当。

ストーリー

十二世紀とおぼしき頃鈴鹿峠に住む山賊は、山に入って来た旅人を襲い、男は殺し、気に入った女は女房にしていた。山賊は、山頂の自分の家から見える山という山、谷という谷は全て自分のものだと思っているが、しかし、あの桜の森だけはいけない、と思っていた。そこには自分より凄い魔物か何かが住んでいて、特に桜の花が満開の時には、風もないのにゴーゴーと鳴って下を通ると気が狂ってしまうのだ。実際、気が狂ってしまった人を何人も見ているのだ。春、桜の満開の頃、山賊は都からの旅人を襲い、女と出会った。今まで見たことのない、ぞっとするほど美しい女だった。「今日からおめえは、おれの女房だ」と山賊。「女房ならおぶっておくれよ、こんな山道は歩けないよ」と女。女は山賊の家に住んでいた七人の女房を、ビッコの女一人を除いて次次と殺させた。山賊は毎日のように、旅人から美しい着物を奪って来たが、女が都を恋しがるために、山賊は都で暮すようにした。やがて女は“首遊び”を始めた。姫の首、公卿の首、坊主の首。首と首は愛しあい、悲しみ、怒り、泣き、女はそれを楽しんだ。山賊は、女の望むままに、夜毎いろいろな生首を狩って来たが、やがて嫌気がさし山へ帰ると女に言った。女は、大粒の涙を流しながら、自分も一緒に山へ行くと言うのだった。初めて出会った時のように、山賊は女を背負って山を走った。桜の森はまさに満開。今日みたいな嬉しい日だから桜の森なんて恐くはない、と思った山賊は女を背負って桜吹雪の森の中を走った。獣のうめくような声がゴーゴーと聞こえる。恐怖が背中から追って来る。ふり返った山賊の目に、自分の首をしめている老婆の鬼が見えた。山賊は力をふりしぼって鬼をふり落して首をしめあげた……。気がつくと、足もとに桜の花びらに埋まって女が息絶えていた。慟哭する山賊の声は、桜の森をふるわせ、落ちてくる花びらは、二人を包み込んでいった……。誰もいなくなった満開の桜の森は、無気味にざわめき、凄まじい美しさに満ちている……。...

スタッフ

監督
脚本
富岡多恵子
篠田正浩
原作
坂口安吾
製作
佐藤一郎
市川喜一
撮影
鈴木達夫
美術
朝倉摂
内藤昭
音楽
武満徹
録音
西崎英雄
照明
井上武
編集
山地早智子
助監督
小泉真
スチル
山本一生

キャスト

作品データ

原題 Under the Blossoming Cherry Trees
製作年 1975年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 95分

提供:株式会社キネマ旬報社

映画レビュー

平均評価
1.0 1.0 (全1件)
  • 不思議な… 結構、残虐的なお話しなのに、コメディタッチ&たまにミュージカル調に(笑)不思議な世界観!解釈が難しいかな…桜の絵は綺麗です! ...続きを読む

    asuna asunaさん  2014年4月5日  評価:1.0
    このレビューに共感した/0人
  • すべての映画レビュー
  • 映画レビューを書く

DVD・ブルーレイ

青い文学シリーズ 桜の森の満開の下[DVD] 桜の森の満開の下[DVD] 青い文学シリーズ 桜の森の満開の下[Blu-ray/ブルーレイ] 江戸川乱歩の 陰獣[DVD]
青い文学シリーズ 桜の森の満開の下[DVD] 桜の森の満開の下[DVD] 青い文学シリーズ 桜の森の満開の下[Blu-ray/ブルーレイ] 江戸川乱歩の 陰獣[DVD]
発売日:2010年3月19日 最安価格: ¥4,885 発売日:2005年5月27日 最安価格: ¥3,759 発売日:2010年3月19日 最安価格: ¥5,728 発売日:2011年11月23日 最安価格: ¥1,854
Powered by 価格.com

他のユーザーは「桜の森の満開の下」以外にこんな作品をCheck-inしています。

このページの先頭へ

最近チェックした履歴

映画の検索履歴

他の映画を探す

映画館の検索履歴

他の映画館を探す

特別企画

Jobnavi