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西鶴一代女

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溝口健二の映画、何がおすすめですか?溝口健二の映画を見ようと思っています。ヴェネツィア映画祭国際賞受賞の3作品「西鶴一代女」「雨月物語」「山椒大夫」以外の作品で、何かおすすめの作品はありますか?

質問日時: 2006/12/26 13:22:27

解決日時: 2006/12/31 11:44:09



上の3作品と同じ時期、カメラも宮川一夫さんで 1953年『祗園噺子』 小暮実千代と、新人 若尾文子主演 祗園で生き抜く女の苦しさ、悲しさ、そして喜び、小品ではあるけれど軸のぶれないテーマーやメッセイジは、花柳界通の溝口監督ならではの人物設定など、文句のつけようがない作品だとおもいます。見所としては、華やいだ裏には影があるが、この映画は、その影にスポットを当てるのではなく芸者の変転する親愛の様が,姉妹愛、それ以上の分身にまで入れ込むような気迫が感じられます。そして、カメラの暖かさ、しっとりした陰影だけでも温度や風があります。今は、もう無理なのでしょう最後に、触れたいこととしては若尾文子の初々しさ、若いだけならそこいらに沢山いるでしょうが心根に至るまで湯上りのように瑞々しいのです。なんども観返す作品です。その、瑞々しかった若尾文子、溝口監督最後の作品『赤線地帯』では、娼婦となり客をたぶらかしたんまり金を溜め込んで、売春防止法もすんなりかわし商売人になる。その流れもまた、いいのです。

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