劇場公開日 1968年2月17日

「建設の醍醐味がわかる名作」黒部の太陽 T.Tomさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0建設の醍醐味がわかる名作

2014年2月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

関電から特命で各社が請け負ったプロジェクトで、利益が出るかわからないが何が何でも完成させるという気合いが発注者、施工者から感じられた。
破砕帯での先の見えない作業、それを突破し最後の発破でトンネルが開通したとき、両方から作業員か駆け寄り抱き合い喜びを称え合い達成感がトンネルに満ち溢れていた。その後の開通式で酒樽を互いに交換しヘルメットで酒を飲む姿がとても良かった。
しかし、その裏では娘の死に目よりも工事を優先した覚悟があった。トンネルを掘り上げることだけに全てを注ぐ使命感、狂気のようなものが工事にはあるんだと感じた。

三船敏郎と石原裕次郎の映像を初めて見たが存在感があり引き込まれた。

T.Tom