草の上の仕事

劇場公開日:

解説

真夏の野原に草を刈りに来た二人の青年の微妙な交流を描くドラマ。二人の人生の重なり、またすれ違う一日を鮮やかに、切なく浮き彫りにしていく。根岸吉太郎、森田芳光監督らに助監督として就く傍ら、自主製作活動を続け、8ミリ『RUNNINGHIGH』が八九年PFFアワード特別賞を受賞した篠原哲雄の監督・脚本による初の16ミリ作品で、劇場デビュー作。神戸国際インディペンデント映画祭グランプリ受賞。

1993年製作/42分/日本
配給:ぴあ
劇場公開日:1993年11月20日

ストーリー

ある夏の日、小高い平原に、二人の青年が草刈りにやって来た。ひとりは草刈りの職人、もうひとりはアルバイトで、職人の方はやる気もなければのみ込みも悪いアルバイトに怒り、罵声を浴びせ続ける。だが、休憩中の会話や機械のトラブルをはさんで、二人は次第に心を通わせていく。やがて充実した一日の仕事が終わるが、二人がコンビを組むのは今日一日のことであった。

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