劇場公開日 1977年4月2日

「子供のころは怖かったけんど」悪魔の手毬唄(1977) 守銭奴さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0子供のころは怖かったけんど

2017年7月25日
フィーチャーフォンから投稿

泣ける

怖い

知的

金田一シリーズはどれもそうだが、とにかく人物関係がややこしい。
だが、これは大人になって何度か注意深くみるとだいたい把握できます。
べつに話が単純なわけじゃないですよ。それだけうまくできてるということ

とにかくすべてがいい。出てくる役者がすべて味がある。
殺人場面はやっぱりエグいけど、それよりも雰囲気、物悲しさ、しかも決して暗くなりすぎないコミカルさもあり

ラストは何度見ても泣きますね…犯人がしてしまうシーンと
磯川と金田一の別れのシーン
音楽がまたいいんだな

とはいえ、やっぱり分かりにくいところもありましてそれは古谷一行のドラマ版みるとすっきり。ただ、ドラマ版は動機が薄く感じたが。

原作読めって話だけど
市川監督もあと野村芳太郎監督も他界して久しい。
ああ〜時代の違いなのか
この二人がつくってたような独特のいやらしくないねっとり感というか、突き抜けてるけどどこか閉じてるというか
うまく表現できんけどいまないよね〜
(オッサンのぼやき)

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守銭奴見習い