喜劇 怪談旅行
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喜劇 怪談旅行

劇場公開日

解説

“旅行シリーズ”第十作目。原作・脚本は「開運旅行」の舟橋和郎、監督は「喜劇 新婚大混線」の瀬川昌治、撮影も同作の丸山恵司がそれぞれ担当。

ストーリー

大和田信平は紀勢本線の港町太地駅の駅長として赴任して来た。鯨の町として有名なこの港町は、テント船(捕鯨船)の浮かぶのどかな漁港である。信平を迎えたのは、昔、信平の先輩だった乗客係の坂口庄作や、その息子の大作たちだった。ところが到着早々、信平は庄作の「くそまじめで、つまらん男さ」という陰口を聞き、駅長の威厳をもって一喝する。整列した職員一同にも勤務の状態を細かく注意し、駅の乗降客の倍増のために努力するようにとハッパをかける。新公舎か完成するまでの間といって庄作が案内したのは墓地の裏手にある、化け物が出るという評判の、ひどい古びたあばら家だった。まるでお化け屋敷だと驚く信平に庄作は家賃が安いし、隣の尼寺の風呂場が覗けるからとささやく。そんな趣味はないと笑いとばす信平だったが、亡妻うめ子の位牌と一緒の一人暮しの身であれば、庄作のよこした芸者を帰しはしたものの、煩悩にかられて湯殿を覗いてしまう。その時、忽然と彼の目の前に亡妻うめ子が出現。そして信平の苦しみに同情し、浮気をしてもいいと言った。以前から時々、うめ子の亡霊が現われては信平に話かけていたのである。信平は団体旅行の勧誘という大義名分をもって、海岸の海女の小舎へも出かけた。そこには、大介の恋人ちづがいた。信平はちづに誘われ、ちづの姉由美の経営する食堂へ寄った。由美の美しさにひかれた信平と、彼にサービスする由美を奥の間から見ていらいらしているのは庄作である。庄作と由美は深い仲であったが、太地小町の看板もあって籍は入れてなかったのだ。ある休日、信平は由美を温泉へ誘った。庄作は見張り役に大介を尾行させるが、ちづと一緒の大介はあまり役に立たない。ようやく信平と由美が二人きりになれた途端に大雨に会い、色あせた「四谷怪談」の総看板のある芝居小屋に雨やどりした二人は、雷鳴や「お岩」などのさまざまな化け物に悩まされ、ほうほうの態で帰って来た。その上、帰って来た二人に、うめ子の亡霊と庄作が大いにやきもちを妬く。その夜信平は、家へ来た由美を抱きしめ、うめ子に邪魔をされた夢をみた。枕をだきしめ寝ぼけている信平を見て、庄作も由美も拍子抜けしてしまう。庄作は由美との仲を信平に白状する。そして、由美の友達の里枝の写真を見せるが、うめ子に瓜二つなので女房の写真と思いこみ、信平は怒って帰ってしまった。数日後、お化け騒ぎがあり、その間に駅の現金を盗まれる事件がおきた。盆踊りの夜、踊りの輪にいた女が騒動の時の女と同じ人物であるとみた信平は、女に近よって来たやくざの男を捕え、賭場の近くへ人を寄せつけないためのお化け騒動だったと知る。再び盆踊りの見物に来た信平は、傍に来た里枝にうめ子と思って話しかける。ようやく別人と知った信平は里枝に惚れる。うめ子が現われて「この人なら、あたしも本望よ」といいようやく落着けるといってパッと消えてゆく。信平は、何となく急に嬉しくなり、里枝を誘って踊りの中へ加わった。庄作と由美、大介とちづも入って、盆踊りは最高潮となっていく……。...

スタッフ

監督
脚本
舟橋和郎
原作
舟橋和郎
製作
島津清
撮影
丸山恵司
美術
熊谷正雄
音楽
大森盛太郎
録音
田中俊夫
照明
三浦礼
編集
太田和夫
助監督
増田彬
スチール
佐々木千栄治

キャスト

作品データ

製作年 1972年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 92分

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

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2013年12月28日
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