寒椿
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寒椿

劇場公開日

解説

昭和初期の土佐高知の色街を舞台に、原色の男女が織りなす愛と侠気の世界を描く、宮尾登美子原作の映画化。脚本は「代打教師 秋葉、真剣です!」の那須真知子が執筆。監督は「首領になった男」の降旗康男。撮影は「略奪愛」の木村大作がそれぞれ担当。

ストーリー

昭和2年、21歳の貞子は女衒の岩伍に買われ、高知の妓楼『陽暉楼』へ身売りされる。永年の女衒稼業を続ける岩伍は、これまで1度も身売りされる娘やその親に同情したことはなかったが、貞子の初々しさには何か心にひっかかるモノがあった。早速「牡丹」という源氏名が付けられた貞子は、女将のみねのもとで芸事の特訓をさせられる。岩伍は先ず一安心だった。苦界といっても『陽暉楼』なら、それなりの格式もあり客質も上等だ。牡丹も慣れぬ世界で始めは苦労するだろうが、愚にもつかない父親と暮らすよりは幸せになるだろうと、岩伍はこの商売をしてきて初めて心の安らぎを感じる。だが、その一方で岩伍の妻・喜和は、若い娘の身を売買する夫の商売が心痛で、息子の健太郎を連れて家出をしてしまうのだった。しばらくたって牡丹が座敷へ出る日が訪れ、たちまち『陽暉楼』の1番の売れっ子となった。岩伍は我がことのように喜び、事あるごとに励ましの言葉をかけた。だが、牡丹に熱い想いを寄せる力士くずれのヤクザ仁王山は、そんな岩伍に強い憎しみを覚える。それから数日後、仁王山が牡丹をさらって姿をくらます事件が起こる。牡丹の身を心配した岩伍は単身で2人の捜索に旅立つ。やがてある寂しい漁村で2人を見つけ出した岩伍。2人は高知に連れ戻された。仁王山は牡丹をあきらめることで組に戻り、牡丹は財閥の御曹司・多田守宏に見受けされることを承知して『陽暉楼』に戻った。だが、牡丹が心底好いているのは岩伍だけだった。そのことを告白された岩伍は胸が熱くなるが、女衒が売り買いした女を抱ける道理はなかった。そして傷心のうちに見受けされて東京に発つ牡丹。しかし牡丹は満州へ売られ、それを知った岩伍は満州へ向かい牡丹を助ける。そして再会する牡丹と仁王山。そんな2人に再び魔の手が襲いかかり、岩伍は死闘の末、牡丹と仁王山を追っ手から逃がすのだった。...

スタッフ

監督
脚本
那須真知子
原作
宮尾登美子
企画
日下部五朗
製作
東映京都撮影所
プロデューサー
奈村協
中山正久
撮影
木村大作
美術
内藤昭
音楽
小六禮次郎
倍賞千恵子
録音
伊藤宏一
照明
増田悦章
編集
市田勇
助監督
藤原敏之
スチール
中山健司

キャスト

作品データ

製作年 1992年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 115分

提供:株式会社キネマ旬報社

受賞歴

第16回 日本アカデミー賞(1993年)

ノミネート
主演男優賞 西田敏行
主演女優賞 南野陽子
助演女優賞 かたせ梨乃

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映画レビュー

平均評価
3.5 3.5 (全1件)
  • 「陽暉楼」よりも良い ネタバレ! 総合:70点 ストーリー: 70 キャスト: 75 演出: 70 ビジュアル: 70 音楽: 70 同じ宮尾登美子の原作で同じ高知の花街を描いた作品でも、「陽暉楼」よりはずっと楽しめた。それは「... ...続きを読む

    Cape God Cape Godさん  2013年3月15日  評価:3.5
    このレビューに共感した/0人
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