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解説

29歳の女と13歳の男子の、奇妙な同棲生活を綴ったドラマ。監督・脚本は、PFFやイメージフォーラム・フェスティバルなどで入選経験を持つ大嶋拓で、女性の微妙な心理を描くことに成功している。'94モントリオール世界映画祭、ぴあフィルムフェステイバル、アジアフォーカス福岡映画祭、'95ベルリン国際映画祭、シドニー映画祭、ウィーン・ビエンナーレ映画祭、フランダース国際映画祭、シネマテークオンタリオ正式招待作品。16ミリ。

ストーリー

93年の夏。皇太子ご成婚に沸く世間とは対照的に、恋人・外村と別れた徳子は実家に戻って来ていた。しかし、定職に就くわけでもなく、結婚するわけでもない、そんな徳子の姿を見て愚痴をこぼす母のいる実家は、既に徳子の安息の場ではなくなっていた。ある日、友人で中学校の先生をしている美弥子につきあって登校拒否児の家庭訪問に行った徳子は、物憂い目をした少年・隆人と出会う。そして数日後、隆人がコンビニでサンドイッチを万引きするところを目撃した彼女は、彼のアパートへついて行き、彼の母親が仕事で出掛けたまま帰って来ないことを知る。一方その頃、徳子にはエリート・サラリーマンとの見合いの話が持ち上がっていた。悪くない話と、それを受けた徳子だったが、見合い当日、出がけに立ち寄った隆人の部屋で、ウイスキーに酔っぱらった隆人を発見。見合いをすっぽかして、彼の看病にあたった。母親の説教にいたたまれなくなった徳子は、翌日実家を出て隆人のアパートに転がり込む。こうして、29歳の女と中学生の奇妙な同棲生活が始まった。隆人が20歳になるまで面倒をみるという契約を交わした徳子は、翻訳の仕事をしたり、美弥子たちとのコンサートのリハーサルをしながら隆人を養う。だがある晩、興味本意で持ってしまった肉体関係が、微妙に二人の関係を崩し始めた。知り合いから借りた別荘で、幾日かの夏休みを過ごす徳子と隆人。だがその帰り、隆人は忽然と姿を消してしまう。一人アパートへ戻った徳子は、隆人に母親からの手紙が来ていたことを知る。母親は現在父親とは違う男と暮らしており、生活も安定したので隆人を呼び戻そうとしていたのだ。そして、隆人はそこへ向かったらしい。徳子は今は妹・直子と関係を持っている外村の協力で、隆人の住む町へ赴く。だが、団地の前まで来て、結局隆人には会わずに戻って行くのであった。...

スタッフ

監督
脚本
大嶋拓
製作
大嶋拓
シネマトグラファー
宮野宏樹
高瀬勉
音楽
JON BRAY
整音
鈴木昭彦
編集
大嶋拓
助監督
今川菊生
スクリプター
相原聡子
スチール
所千義
鐵錘

キャスト

作品データ

製作年 1995年
製作国 日本
配給 TAC(配給協力*武藤起一事務所)
上映時間 105分

提供:株式会社キネマ旬報社

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