怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス

劇場公開日:

解説

国家機関の手で育てられた子供怪獣・ダイゴロウが宇宙から飛来した大星獣ゴリアスとバトルを演じる、円谷プロダクション10周年記念作品として製作された怪獣コメディ。監督は飯島敏宏。

1972年製作/85分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1972年12月17日

ストーリー

原子力潜水艦の海底爆発事故で海底の太古の地層に埋って眠りつづけていた怪獣が眼を覚まし、東京湾に現われた。たちまちのうちに自衛隊によって殺されてしまったが、あとにその怪獣の赤ん坊が残った。グイゴロウと名付けられたこの怪獣は国で飼育することになったが、食べるは食べるは大変な大食怪獣で、とても国税でまかないきれなくなった。そこで役人はアンチグロウという成長が止まる薬を注射しようとした。ところが、子供たちは動物愛護の立場からダイゴロウに同情して大反対。そして、発明オジサンが、ダイゴロウを助けるために賞金二〇〇万円をあてこんで、テレビ番組“ビックリ発明大ショック”に空飛ぶオートバイ“エアロバイク”を出品したので大声援。また、手に手にプラカードを持って街頭カンパ。そんな子供たちに感激して好きな酒も絶って小銭を貯め、ダイゴロウの餌代にしようと大発奮したのが熊五郎と八五郎。その頃、大気汚染で空気の層が薄くなったために落石した宇宙の隕石が変身して凶悪な大星獣ゴリアスとなり、日本を襲撃した。原爆を使うわけにはいかないしと知恵をしぼって考えていた時、登場したのがダイゴロウ。腹いっぱい食べさせられて大ハッスルしたダイゴロウは、母から受け継いだ超高温熱線を口から吐いて見事ゴリアスを退治し、子供たちの声援にこたえたのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0好きな人もいるんです

2023年8月20日
Androidアプリから投稿

怪獣映画に何を期待するかは意見の別れるところである。
しかし、特撮や怪獣映画を残さんがために良いとこ探しされるなんて作品を制作した方々に失礼だと思うよ。
そうまでして擁護する位なら無かった事にしろよと言いたい。

私は小学校低学年時に学校の体育館で催された映画教室で初めて観ました。
ショボい造形やらダラダラした展開はちびっ子の目を通しても丸わかりでしたが、お話しが進むにつれて館内の生徒たちも私もダイゴロウを応援していました。

傑作では無いし、オススメする気も無いが私は好きになったんですよ、この時からね。大人になって観直してもやっぱり好き。
だから、好きじゃない人にあれこれ言われるのは気分の良いものでは無いのです。

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K・M

5.0大五郎て

2022年6月18日
iPhoneアプリから投稿

あーた

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ミスター

3.0現代の童話

2021年8月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

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しゅうへい

2.0怪獣ブームが過ぎ去ろうとして苦しい中でもこうして苦労して円谷プロと特撮を存続させる努力があったから今があるのだ それを忘れてはならないし、リスペクトしなければならないことなのだ

2021年7月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この映画をどれだけの人が知っているだろうか
黒歴史?
いや期待もされていなかったから黒歴史ですら無い
ただ忘却されるのみの作品だろう

1972年12月公開
東宝チャンピオンまつりでの作品のひとつ
怪獣総進撃の短縮編集版と本作、アニメのパンダコパンダの三本
いまならパンダコパンダの方がメインに見えるぐらいだ

ゴジラ映画でいえば、
1972年3月公開の「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」と1973年3月公開の「ゴジラ対メガロ」の間の作品にあたる
テレビでいえば「ウルトラマンA」の放映時期と重なる

円谷プロダクション十周年記念作品と誇らしく冒頭に表示される
栄光の円谷プロ初の完全新作オリジナル怪獣劇場映画なのだが、それが泣くような情けない特撮映画だ

製作には円谷一の名前がある
彼は円谷英二の息子、1970年に病死した父の後を継ぎ円谷プロの二代目社長に就任
しかし、本当の円谷プロ十周年の1973年4月を待たず、その年の2月9日に病死してしまう
本作公開の3ヵ月後のことだ

等身大の怪獣のようで、一応巨大怪獣のダイゴロウ
彼の母怪獣が登場するシーンとゴリアスの石油コンビナート襲撃シーンはそれなりの怪獣映画になっている
自衛隊の当時の最新鋭戦闘機のファントムも編隊で登場する

監督は飯島敏宏
ウルトラQ 、ウルトラマン、ウルトラセブン、怪奇大作戦で監督もされている
バルタン星人の生みの親といわれている
本作の脚本もペンネームを使い彼が書いたもの

音楽はウルトラセブンや帰ってきたウルトラマンの冬木透だが、印象に残る音楽はない

しかし最後まで観るのが苦痛だった
子供でもそうだっただろう
「ウルトラファイト」ほどひどくはないが、その後番組で、本作と同時期にテレビで放映された「トリプルファイター」の方がまだはるかに面白い

忘却された方が良い作品もあるのだ
余程のオタクだけが観ればよい作品だ

しかし、怪獣ブームが過ぎ去ろうとして苦しい中でもこうして苦労して円谷プロと特撮を存続させる努力があったから今があるのだ
それを忘れてはならないし、リスペクトしなければならないことなのだ

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