犯す!

劇場公開日:

解説

常習強姦魔と彼に犯された女の性遍歴を描いたロマン・ポルノ。脚本は「レスビアンの女王 続・桐かおる」の松岡清治、監督は「すけばん刑事 ダーティ・マリー」の長谷部安春、撮影は「白い牝猫 真昼のエクスタシー」の山崎善弘がそれぞれ担当。

1976年製作/71分/日本
配給:日活
劇場公開日:1976年2月7日

ストーリー

図書館の女子職員、八城夏子は、潔癖で無垢な女性である。ある日、夏子か帰宅途中に立ち寄った夜間スーパーで、手の中でクルミを弄ぶ若者の視線が執拗に彼女に注がれていた。夏子が自分のマンションのエレベーターに乗った時、突然、先程の男が乗り込んで来た。男はナイフで夏子を脅し、強姦した。それから三日間、夏子は欠勤した。久しぶりに出社した夏子の仕事はミスが多く、心のスキにつけ込んだ上司によって、夏子は再び汚された。一方、夏子を犯した男は、大型トラックの運転手で、車の中にリスを飼って可愛がっていた。男は、強姦の常習犯で、街なかでも公園でも女を犯しつづけていた。しかし、犯している女が悶え始め、腰を使いだすと男は急激に醒め、女をつき放す。和姦では燃えず、強姦だけに欲情するのだった。一方、夏子の肉体も強姦を機に微妙な変化を見せ、回りの男たちに次々と体をあずけるのだが、燃えたのは、飯場の中で労務者たちに強姦さながらのセックスの時だけだった。強姦魔の残したクルミを下腹部に押し込み、オナニーにふける夏子の想いは、あの男にあった。そんなある日、レストランの駐車場のトラックに乗っている男を見つけた夏子は、助手席に乗り込んだ。しかし、男は夏子の事は覚えていなかった。突き降ろされそうになった夏子は、突差にリスの篭を抱えて逃げた。男が追い、躍りかかり、そのまま夏子に覆いかぶさった。歓喜にふるえ始める夏子。その時、男の手が夏子の喉にかかり、力がこめられた。その瞬間、夏子は男のナイフを取りあげ、男の背中に突きたてた。二人はそのまま喘ぎ、悶え、恍惚の極みへと昇りつめていった。

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