江戸っ子桜

劇場公開日:

解説

「銭形平次捕物控 雪女の足跡」の共同脚色者・西村八郎の脚本を、「江戸は青空」の西山正輝が監督した推理時代劇。撮影は「化け猫御用だ」の武田千吉郎。

1959年製作/55分/日本
劇場公開日:1959年2月3日

ストーリー

江戸の町には火の玉組と呼ばれる兇悪な怪盗が暴れ廻っていた。町奉行所は血眼だが、なかなか捕らない。本所八軒長屋に住む、下っ引の虎八と熊七も見事手柄にしようと一生懸命だ。ところが、その怪盗が自分たちの住んでいる八軒長屋にまぎれこんでいる形跡があるのだ。大家の藤兵衛は、娘のお花の婿に、長屋の住人で浪人ものの山川を考えていた。が、お花はもとより、屑屋の娘・お梅も、近頃長屋の住人となった銀次を好いていた。一方山川は、お梅に執心なのだから話はややこしい。ある夜、また火の玉組の大捕物があり、怪盗は八軒長屋に飛びこんだ。そして、虎八・熊七の手によって、屑屋亀松の屑籠から小判十両と火の玉頭巾が見つけられた。亀松は捕われ獄死してしまった。--花見時が近づいた。お花にくどかれて藤兵衛が長屋一同を山に招待することになった。易者・南天堂の発案で、楼の下で仇討の茶番をやろうということになった。仇の侍の役は銀次が押しつけられた。実はこれが、銀次を奉行所の与心の変装と見破った火の玉一味の計略なのだ。一味を集めてその場でバラしてしまおうという。仇を討つ役の山川が銀次に向うと、仇討の助太刀と称して一味も銀次を取り巻いた。そこへ捕方が駈けつけ、山川・南天堂ら一味は捕えられた。死んだはずの亀松も現われた。銀次が一味を安心させ、挙動をさぐるために仕掛けたワナだったのだ。

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