劇場公開日 1981年3月14日

「今村昌平は覗きが好き」ええじゃないか saikimujinさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5今村昌平は覗きが好き

2016年5月17日
iPhoneアプリから投稿

興行的にはふるわず、今村昌平自身、失敗と語ったらしい今作。しかし傑作とも言われてるので、人を選ぶのかも。

桃井かおりのイネは、ダラシない。でも美しい。この人はいつでも変わらなく美しい。
泉谷しげるの源の字は、バカだけど憎めない、愛らしいキャラクターだった。源の事を嫌う奴はいない。そんな感じだった。
自分は帰国子女なので、アメリカ帰りという設定が馴染んだ。たまに英語を話すところも可愛らしい。
バカで素直で真っ直ぐなのに、たまに英語を話してインテリになる。でも英語話せるのもたまたま、という所も含め、かわいい笑

せっかくの倍賞美津子と緒形拳が、あまりはえてない。そこは残念だった。

今村昌平作品によくあるのは、水。
水がよく登場する。
川とか風呂とかに、ザバーッと落ちたりする。
水の中では本性が出る。
何か盗んだり、人を殺したり、エロったり。

そしておっぱいもよく出る。誘ってくるエロい女がよく出てくる。
そして今村昌平って人は、人の女を他の男に抱かせるのが、本当に好きな人だ。
そしてそれを覗くのも大好きらしい。
うなぎでも、復讐するは我にありでも、覗いてばかりだった。

saikimujin