見たい度推移(赤線は公開日)


『うる星やつら』TVシリーズの演出で、原作とは一味違った感覚の表現を獲得しつつあった押井守が監督・脚本を担当し、独特の不条理感覚の表現を押し進めて話題となった注目作。友引高校の学園祭の前夜、あたるたちは泊まり込みでその準備に大忙しだった。だが、何日経っても学園祭当日はやってこない……!? すべては妖怪・夢邪鬼が作り出した夢だったのだ。夢邪鬼はラムの純粋な夢を使って、悪夢に変わることのない永遠の夢の世界を作ろうとしていた。一人、また一人と仲間が姿を消していく中で、やがて真相を知ったあたるは、夢邪鬼が作った夢を食べるというバクを手に入れ、夢の世界から脱出を図る。それを食い止めようとする夢邪鬼。そして、脱走と追跡の果てしないドタバタ劇が続くことになるが……。公開時にこれを原作の発展的な表現とする声と、原作の否定とする声が上がり、賛否両論が交錯した。だがいずれにせよ、日本の劇場用アニメが、高度な映像表現を成し得ることを実証した作品であることは間違いない。


