見たい度推移(赤線は公開日)


原作は『警察日記』で知られる伊藤永之介の同名小説で、ここでもやはり田舎の警察署が舞台となっている。演出には豊田四郎があたっており、警察署内で起こる村人たちと署員のユーモラスなやりとりを、限定された空間の中だけで描くという室内劇的ともいえる手法で、見ごたえのある佳作に仕立て上げている。東北のある田舎町の警察署に、老女が昔、曲馬団に売ってしまった養女の捜索願いを出しにくる。署には狂言泥棒の娘や鶏泥棒をした男、もぐりの産婆などが調べを受けている。老女は業を煮やして祈祷師の所へ。翌日、署に陣痛に苦しむ女が運ばれてくるが、この女こそが老女の捜していた養女だった。





