劇場公開日 1992年9月12日

「演出の古さが目立つ」いつかギラギラする日 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5演出の古さが目立つ

2014年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:65点|演出:50点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 とにかく全体に演出が古いのが目立つ。深作監督の特徴でもあるが、やたらとドスをきかせて凄んだりするような大袈裟な演技と、銃をやたらと撃ちまくり車をぶつけて横転させたりするような無駄に派手な演出ばかりが目立つ。昔のテレビドラマの「西部警察」のような、現実離れしててもとにかく派手で賑やかなのが好みという人にはいいんでしょうけど、自分にはこれは古臭くて時代遅れ、1992年の作品だが70年代か80年代の作品のようにも感じる。例えばバイクのチンピラ2人が多岐川裕美にからんできてそれを剃刀の刃で撃退する場面など、今の視点からすれば笑いを狙いにきているのかというほどのしょぼさ。昔々からのお決まりの型そのまんまという演出の場面が多くて白けることも多々あり。
 だけど無軌道な低能の若者や犯罪者の傍若無人な暴れっぷりとか、そのいく末など観てすっきりしたというのはあった。わざとらしい演技をしている場面も多かったが、狡賢いのに精神的に完全にいっちゃっている荻野目慶子のぷっつん演技は面白かった。

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Cape God