劇場公開日 1971年11月6日

あらかじめ失われた恋人たちよのレビュー・感想・評価

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2.5自由な表現にある自己満足な映画作りの、好みが分かれるロードムービー

2021年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

とことん自由気儘に映画を撮ったら出来上がったというようなATG作品。
主人公は放浪の学生か。何をして生活するのかと観ていると、出会う人に短刀を突き出して金を奪う、つまり強盗常習者である。それでいて唐突に町の広場で政治批判の演説を、何だか知らないが絶叫している。おかしな男である。この男の旅が唯一の筋書きであり、彼が出会う人々とのエピソードをランダムに描いたロードムービー。変な女に絡まれ、拒否すると何もしていないのに、その女は衣服を破りボロボロにして逃げ回る。男は強制わいせつ罪で捕まることになる。次に言葉が話せない男女が加わる。この恋人たちに男が付きまとうのだが、新人の桃井かおりと写真家の加納典明が演じている。映画はそれから裸の連続で、桃井かおりの大胆な演技が注目の的になる。また、白痴の女が男を連れ込んで、沼の真ん中でポツンと昼食に招待する。意味不明だが、シュールな可笑しさはある。

良し悪し以前に、自己満足に陥っても映画作りの自由奔放さは表現として尊重しなければならない。アメリカニューシネマと70年安保の影響を受けた青臭い学生映画の印象を持つ。

  1980年 1月24日  ギンレイホール

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Gustav

2.070年代のアバンギャルド

2018年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

・包丁を持って強盗を繰り返す石橋蓮司と聾唖のカップル(加納典明とデビューしたての桃井かおり)の放浪旅
・トラックの外に捕まって道路を走るシーンに今なら絶対できないハラハラさ
・素人に台詞をしゃべらせる演出
・ほぼ裸で過ごす聾唖のふたりを動物みたいに撮ってる
・実存主義だよが口癖だった石橋
・水死体は本物らしい

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mimiccu