劇場公開日 1957年7月23日

海女の戦慄のレビュー・感想・評価

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2.0 海女なんだから溺れるはずがない。しかも水着をきていたユキ(万里昌...

2018年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 海女なんだから溺れるはずがない。しかも水着をきていたユキ(万里昌子)。怪しげな男は金持ち風の二人とチンピラ風が一人。町の人のたまり場“いかり亭”に風来坊を自称するマドロス男・俊介(天城)がやってくる。つまらない内容なのに、酒場兼ホテルのいかり亭の内部セットが凄い。吹き抜けの大きなホールは『キル・ビル』を思い出すくらい。

 悪者たちは沈没した船の中から金庫を盗もうと海女たちを利用しようとしていた。終戦の年、市民から接収した貴金属を積んだ海軍の船。軍関係から秘密を聞き悪事を思いついたらしい。丁寧な説明してくれる元戦犯。巣鴨から出所するまで悪人が待っていたなんてのも面白い設定だ。

 全編通してヨシのおっぱいが強調された映像ばかり。当時としては乳首を出すことができないのでギリギリのところをよく頑張っていると思う。でも、そんなに綺麗な人じゃないんですよね。妹役の三ツ矢歌子をもっと見たかったところだ。そして、この映画の弱点がヒーローぽい扱いの天城竜太郎!歌舞伎か時代劇俳優を思わせる化粧の濃さは海の男に似つかわしくない。刑事かと思ってたら、海上保安庁の方だったのね・・・よーわからん。

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kossy