劇場公開日 1988年9月17日

アナザーウェイ D機関情報のレビュー・感想・評価

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4.5人が人であるために国が国としてあるために、こんな時代だからこそ見て欲しい映画

2021年4月7日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

これを見たのは確か大学生のとき、テレビ放映だったと想う。
アクションでもないサスペンスでもない、のだけれど、緊張感ある音楽と名優の好演でストーリーに引き込まれていった記憶が鮮烈。
「もしも日本が原爆を完成させたなら」知る人も少ないでしょうが、当時日本は世界一の核物理学研究の地。だから占領軍は真っ先に今の埼玉の理研のサイクロトロンを破壊した、でもその強靭なフレームだけは壊せず、今も展示されているはず。。。

そしてその後私が折に触れ思い出すキーワード「責務」。
ミッションでも使命でもない、責任でも任務でもない「責務」。
今の日本人が、為政者リーダー以下国民に至るまで忘れてしまった、一番大切なものを、一人一人が抱いて生きてときに死んでいったことを雄弁に物語る。

もしかして、いやたぶん、今もBGMで流れる「鬼滅の刃」と何かどこか重なる、気がする。
訪問看護で訪問した特攻隊の生き残りの方の生きざまと重なり、フラッシュバックしては、心に力与えてくれる映画。

鑑賞日は特定できないので今日にしてありますが、いつみても良いです!!

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