劇場公開日 1960年10月26日

あした晴れるかのレビュー・感想・評価

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3.0時代も変わった

2013年6月14日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

フィルム会社から“東京探検”というテーマで仕事を依頼された新米カメラマンの耕平。会社の宣伝部員が彼の面倒を見る事になったが、耕平の苦手なデキる女性だった…。

石原裕次郎主演の1960年の作品。
デキる女性・みはるを演じる芦川いづみとの夫婦漫才のようなやり取りが楽しい。
耕平が取った一枚の写真がきっかけでてんやわんやの大騒動に…!
漫画チックな明朗な展開で、この時代の日本映画の好調ぶりを象徴するような、とことん痛快な青春コメディ。
“東京探検”と言っておきながら、名所が印象的なほど登場しないのは残念。

この映画、ある描写も時代を感じさせる。
耕平は偏見は無いものの、才女であるみはると度々衝突する。
耕平が飲み屋で会う中年サラリーマン(名脇役・殿山泰司!)は社長兼女房に尻に敷かれている。
女性が社会で働くのがまだ珍しかった時代。
女性上位に鬱憤を晴らすような台詞もあり、今だったら批判を呼ぶだろうが(笑)、そういう時代だった。
時代も変わった。

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近大