劇場公開日 2007年10月27日

「飛行機のことが実に出鱈目」沈黙のステルス Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0飛行機のことが実に出鱈目

2015年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

単純

興奮

総合:55点 ( ストーリー:25点|キャスト:60点|演出:60点|ビジュアル:65点|音楽:65点 )

 空軍の操縦士のはずが、退役した戦略偵察機SR71をわざわざ引っ張り出して搭乗して、敵地に潜入して敵地のどこかに着陸して飛行機を降りて特殊部隊のようなことをするという設定が、かなり緩くてB級。いろんな因縁のある人間関係が描かれるが、何かと過去のことが説明不足。とにかく設定と脚本が駄目。それならば活劇で魅せてくれればいいが、格闘の場面はよくある銃撃戦の水準に止まっている。
 空中戦の映像は質も低かったし、それに作品中で活躍するF117は夜間攻撃機であって、そもそも空中戦能力はない。空母から発艦した海軍機のF18が、途中でいつのまにか空軍機のF16の映像に切り替わっているのも驚く。飛行機の映像は他からの映像の使いまわしのようだ。せめて機種くらいは調べて同じ飛行機の映像を使うとか、もうちょっとなんとかならなかったものか。

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Cape God