ライラの冒険/黄金の羅針盤 : 第3回:ダコタ・ブルー・リチャーズ インタビュー

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3回に渡ってお送りしてきた「ライラの冒険/黄金の羅針盤」特集。その最後は、公開直前の2月20日に来日した主演ダコタ・ブルー・リチャーズのインタビューと、本作以降もまだまだ続きそうな、ファンタジー映画のブームを先取りする。(文:編集部)

第3回:ダコタ・ブルー・リチャーズ インタビュー
「ライラになれたのことは、とてもとてもラッキーだった!」

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本作の主人公ライラ役を務めたダコタ・ブルー・リチャーズは、94年4月生まれで現在13歳。本作のオーディションを受けた1万5000人の中から見出され、この大作でいきなり映画デビューを飾ったシンデレラ・ガール。インタビューの受け答えもハキハキとしていて、早くも女優として開眼? 次回作も「テラビシアにかける橋」のガボア・クスポ監督の新作「The Secret of Moonacre」と決定し、これからが楽しみな彼女を直撃した。

大作でいきなり映画デビューダコタ・ブルー・リチャーズ大作でいきなり映画デビュー
ダコタ・ブルー・リチャーズ

――初めての映画を撮り終えた今の気持ちは?

「まだすごく圧倒されている感じだけど、同時にとても嬉しい! なぜなら、会う人みんながこの映画を“良かったよ、楽しんだよ”と言ってくれるから。私自身も満足しているけど、特に周りの友達から褒めてもらえると、何か特別なものを作ったんだなという実感がわいてくるの」

――もともと原作の大ファンで、舞台版も観にいっていたそうですが、そうしたものから役作りのヒントやイメージを得たことは?

「確かに原作を読むこと、舞台を観ることは役作りにおいて不可欠で、とても役に立ったわ。脚本を読むことと原作を読むことは全く別物で、脚本ではその人が何を言って何をしているかはわかるけど、その人が何を思っているかまではわからない。でも原作本を読むと、そのキャラクターが何を思い、どんな感情でいるのかが手に取るようにわかるの。だから、原作本を読むことはとても役に立った。脚本というのは、ト書きが詳しく書かれていても、実際にどのような映像になるのかよくわからなくて、実際に完成した映画を観て、とても勉強になったわ」

――グリーンバックでの撮影は大変でした?

想像力を要求される演技が難しかったとか想像力を要求される演技が難しかったとか

「ええ、自分にとって最も大変だった。というのも、私はあまり“想像上の友達”とお話するような子供ではなくて、実際に、目の前にあるリアルなものを信じている子だったの(笑)。想像力をフルに使って演技をしなければいけないのは、混乱することもあったし、特に今回は初めての映画だから戸惑うことも多かった。ただ、ダイモンや鎧熊といったCGキャラクターと共演するシーンでも、現場では彼らのセリフを読んでくれる方もいるし、目印となるパペットもあってから、だいぶ助けられました」

――「ライラを演じたかった」というよりも「ライラになりたかった」と発言してましたが、その思いは遂げられましたか? また、撮影と前と後で、作品やライラというキャラクターに対する思いに変化は?

「この映画のために、誰かしらが彼女になりきるとするならば、それに一番近い状態に到達できたんじゃなかと思ってるの。撮影が終わったいまでも、彼女が素晴らしいキャラクターだという思いには変化はないわ。とにかく、私はすごくラッキーだったと思う。私のようにライラになりたかった、この映画に出たかったという子が世界中に数え切れずいるはずで、その中で私がなれたことは、とてもとてもラッキーだったわ!」

――ライラとあなた自身との共通点は?

撮影現場でも好奇心旺盛なダコタ撮影現場でも好奇心旺盛なダコタ

「状況にもよるけれど、私も彼女のようにおしゃべりだと思う。それに私も彼女も、とても好奇心が旺盛だと思うわ。ただ、私は彼女ほど反抗心は強くないと思っているけれど、そう思っているのは私だけかもしれない(笑)。それから、私は彼女ほど勇敢じゃないと思うけど、彼女ほどの友達に対する忠誠心をもてればいいなと思う」

――原作は3部作ですが、今後の2~3作目に向けての抱負は?

「とにかく、今から楽しみでエキサイティングしてるの! まだ脚本が出来ていないからどうなるかわからないけど、2作目から登場する“死者の国”というのが楽しみ。なぜかわからないけど、私は物悲しいシーンや、腹を立てているシーンが好きなの。私自身が、そうした感情的な演技が好きみたいだから」

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ABOUT THE MOVIE

  • ライラの冒険/黄金の羅針盤 画像 [拡大画像]
  • ライラの冒険/黄金の羅針盤
  • カーネギー賞など多数の文学賞を受賞したフィリップ・プルマンのファンタジー小説「ライラの冒険」3部作の映画化第1弾。現実の世界と似て異なるパラレルワールドの英国、オックスフォード。動物の姿をした守護精霊“ダイモン”と人間が生命を共有しているこの世界で、子供たちが謎の組織に次々と連れ去られる事件が発生。親友ロジャーを連れ去られた少女ライラは、ロジャーと子供たちを救うため、あらゆる物事の真実を示す“黄金の羅針盤”を手に、謎の組織の秘密があるという北の大地へ旅立つ……。
  • 原題:
    The Golden Compass
    監督・脚本:
    クリス・ワイツ
    製作総指揮:
    ボブ・シェイ、マイケル・リン、トビー・エメリッヒ、アイリーン・マイゼル、アンドリュー・ミアノ、ポール・ワイツ
    製作:
    デボラ・フォート、ビル・カラッロ
    原作:
    フィリップ・プルマン
    撮影:
    ヘンリー・ブラハム
    音楽:
    アレクサンドル・デスプラ
    美術:
    デニス・ガスナー
    出演:
    ダコタ・ブルー・リチャーズ、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、サム・エリオット、エバ・グリーン、クリストファー・リー、トム・コートネイ、イアン・マッケラン、イアン・マクシェーン、フレディ・ハイモア、キャシー・ベイツ、クリスティン・スコット・トーマス、ベン・ウォーカー、サイモン・マクバーニー、ジム・カーター、クレア・ヒギンズ、ジャック・シェパード
    製作国:
    2007年アメリカ・イギリス合作映画
    上映時間:
    1時間52分
    配給:
    ギャガ・コミュニケーションズ、松竹
  • 3月1日より丸の内ピカデリー1ほかにてロードショー
  • オフィシャルサイト

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