パンズ・ラビリンス seanさんの映画レビュー(感想)

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パンズ・ラビリンス

劇場公開日 2007年10月6日
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グロキモふぁんたじぃ。
投稿日:2008年3月20日
seanさんのレビュー

ギレルモ・デル・トロ監督が、1944年のスペイン内戦下を舞台に
現実と迷宮の狭間で3つの試練を乗り越える少女の成長を描く
ダーク・ファンタジー。ファシズムという現実から逃れるため、
架空の世界に入り込む少女を通じて人間性の本質に鋭く切り込む。
↑まさに、このあらすじ通りの展開。かなりダークな物語です。
私達が普通に連想する、可愛い妖精やお花なんて出てきやしない。
血と泥と恐怖に彩られた現実と架空の世界で、ひとりの女の子が
過酷な試練を乗り越えていく話。普通に観ても、かなり怖い。。。

だいたい何故この母は、独裁主義の大尉と再婚してしまったの?
それしか生きる手だてがなかった時代ともいえるけど、にしても
冒頭から不穏な空気がずっと漂い、彼女を追ってくる妖精(昆虫)
のみが、少しばかりの安らぎをもたらす…と思いきや、導かれた
迷宮の牧羊神パンの姿ときたら、とても子供向けには思えない^^;
PG-12かぁ。分かる気がする…。

地上でも、地中でも、恐怖感がたいして変わらないので、
彼女が迷宮に入っていっても、こちらは心配でしようがない。
見つかって殺されてしまうんじゃないか、それが妄想の世界なら
まだいい、でもこの映画では、全てがかなりの悪魔なのだから。。
泥だらけ、傷だらけ、血だらけになってもなおパンの云うとおり、
約束を果たそうとする彼女の行きついた先は…。

このラストをどう捉えるかもさまざまだろうけど、少なくとも
日本やアメリカでは、こういう描き方は絶対しないだろうなー^^;
強烈な独自性に彩られた異色ファンタジーであり、彼の世界観が
いかに凄いかを実感できる作品。ただあまりにも凄惨な光景に
私は何度も目を閉じてしまったのでした。。

(ホラー映画より、おそらくずっと怖い作品。もう観れないかも^^;)

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