バイオハザードIII : 新作映画評論

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バイオハザードIII

劇場公開日 2007年11月3日
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バイオハザードIII 11月3日より日比谷スカラ座ほかにてロードショー

ミラ・ジョボビッチの華麗なアクションが楽しめる

画像1(C) 2006 Constantin Film International GmbH. All Rights Reserved.

アンデッド(ゾンビ)と闘う宿命を負ったヒロイン、アリスのサバイバルを描く「バイオハザード」シリーズは、舞台の変化とアリスの成長をリンクさせ、毎回異なるテイストでミラ・ジョボビッチの華麗なアクションを楽しませてくれる。3作目の今作は、それが最も顕著にステップアップされた快作だ。

1作目は地下研究所。2作目は封鎖された夜の都市。それが今回は、荒廃した大地で逃げ込む安息地はない。闇から一転、人々は降り注ぐ日差しに朽ちた世界で生き延びようともがいている。一方、生き抜いたアリスは、時を経て大きく変わった。悲しみや怒り、覚醒する超能力への不安など複雑な思いを秘めつつ、自分を犠牲にして生存者を救おうとする。アクションの最中、変わらずクールでありながら、微妙な表情を見せて胸を打つ。その変化を、クローン・アリスの出現からケルベロス(ゾンビ犬)との闘いに続く導入部で、前2作をなぞって強調する演出も効果的だ。

この後現れる敵も、多彩。アンデッドの肉をついばんで凶暴化したカラスの大群、アンブレラ社の陰謀で生まれた俊敏なアンデッド、そして人間の愚かさが生み出す最強の敵。アリスの闘い方も相手によって異なり、進化しつつあるアリスの多面性をスリリングに示す。

また、「マッドマックス2」や「死霊のえじき」「エイリアン4」など、数々の映画を連想させる設定や描写がちりばめられ、味わい深い。斬新さにやや欠け、謎が残される点は不満だが、それは「IV」に期待にしよう。

山口直樹

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ABOUT THE MOVIE

  • バイオハザードIII 画像2
  • バイオハザードIII
  • ミラ・ジョボビッチ主演による大ヒット・アクションのシリーズ第3弾。前作から数年後、T-ウイルスが世界中に蔓延し、地上はアンデッドで埋め尽くされていた。アンブレラ社による追跡を避けながら1人で生き抜いてきたアリスは、離れ離れになっていたカルロスたちと再会を果たす。感染が及んでいないという安息の地・アラスカへ向かうことになった彼らは、燃料と食料を確保するために砂漠と化したラスベガスに立ち寄るが……。
  • 原題:
    Resident Evil: Extinction
    監督:
    ラッセル・マルケイ
    脚本:
    ポール・W・S・アンダーソン
    製作:
    ポール・W・S・アンダーソン、ジェレミー・ボルト、ロバート・クルツァー、サミュエル・ハディダ、ベルント・アイヒンガー
    撮影:
    デビッド・ジョンソン
    音楽:
    チャーリー・クロウザー
    出演:
    ミラ・ジョボビッチ、オデッド・フェール、アリ・ラーター、マイク・エップス、アシャンティ、スペンサー・ロック、イアン・グレン、クリストファー・イーガン、ジェイソン・オマラ
    2007年アメリカ映画/1時間34分
    配給:
    ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 11月3日より日比谷スカラ座ほかにてロードショー
  • オフィシャルサイト

Motion Picture Photography (C) 2006 Constantin Film International GmbH. All Rights Reserved.

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