この道は母へとつづく シンコさんの映画レビュー

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ヴェロニカ・マーズ

映画レビュー

この道は母へとつづく

  • 公開日 2007年10月27日
  • 2.7(全14票)
原題:
Italianetz
監督:
アンドレイ・クラフチューク
脚本:
アンドレイ・ロマーノフ
撮影:
アレクサンドル・ブーロフ
音楽:
アレクサンドル・クナイフェル
美術:
ウラジーミル・スベトザロフ
製作国:
2005年ロシア映画
上映時間:
1時間39分
配給:
アスミック・エース

(C)2004 Filmofond Lenfilm Studio

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リアルに、想像力をかき立てるラストシーン
投稿日:2008年6月17日
シンコさんのレビュー

印象Pickup
泣ける
楽しい
興奮

 「母を訪ねて三千里」などのように、母親探しの定番の物語ですが、この作品にはロシア社会の様々な問題が描き込まれています。
 貧困,児童虐待,少女売春,人身売買まがいの養子仲介業者の横行。
 そんな中、少年たちは彼らなりのルールに則って、したたかに生きています。

 母親に会いに行く道中ワーニャは、養子仲介業者に追われたり、強奪に合ったり、また、人々の優しい善意に触れたり、救われたりします。
 すさんだ社会でも、人々の心は温かい。

 映画はワーニャの旅路を丹念に、リアルに追っていきます。
 過度な演出はせず、ワーニャの健気な姿が感動を誘います。

 クライマックス、業者の用心棒に追い詰められたワーニャは、恐ろしいばかりの勇気を見せつけます。
 観ていて身も凍る思いがしました。
 さすがに用心棒も心を動かされます。

 それまで眉間に皺を寄せながら、必死に苦難に立ち向かってきたワーニャでしたが、母親に出会ったとき初めて、戸惑ったような、はにかんだような笑顔を見せます。
 想像力をかき立てる、秀逸なラストシーンには、目が潤みました。

 この映画は、新聞に載っていた実話を元にしている、と知って驚きました。
 

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この道は母へとつづく

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