劇場公開日 2007年10月27日

「悲しみと喜びと」自虐の詩 としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5悲しみと喜びと

2017年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

笑える

悲しい

相混じる良い作品でした。
キャストが素晴らしい。
原作に忠実な脚本が良かった。
中谷美紀と阿部寛のキャストが最高。
阿部寛のロングヘアーと寡黙な演技、
不幸な役をやらせたら右に出る女優が
ない中谷美紀の好演は見る側をうならせる。
発展を遂げた日本には今時ない背景だが
原作者もこの出来には満足ではないでしょうか。
以外な好作品ではあるが全体的な虚無感や、
絶望的な流れが心に突き刺さり複雑な
感情が沸き起こる。
映画ってエンターテイメントだから
ギャグ的な要素が含まれてるては言え
中盤まではかなりブルーな気分になります。
最後のおちでやっと救われる。
そう言う意味ではしてやったりの堤作品。
来るだけ漫画の原作を見て
鑑賞することをお薦めします。

としぱぱ