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キングダム/見えざる敵
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社会派作品かのような売り方をしているが、観てみれば、良く出来た娯楽アクション映画だった。マイケル・マン製作ということで、銃撃戦の迫力、かっこよさは『ヒート』並。『特攻野郎Aチーム』ではじまり、『マイアミ・バイス』に転調、最後は『ヒート』で決まり!
正直、今作のジェイミー・フォックスはこれまでの出演作の中で、一番、単純にかっこよかったと思う。クリス・クーパーは渋い爆弾処理班、ジェニファー・ガーナーは『エイリアス』な見せ場も用意され、キャラ設定もそれなりに機能している。サウジ側の警官とフォックスとの友情もいい。
ただ、ラストの一言がなかったら、この話、敵がマフィアでも成立するので、批評家たちが批判するのも無理はない。『ランボー』と同じ、娯楽アクションと思って楽しんで見るのが○。
アメリカとサウジアラビアの関係の歴史を,
スタイリッシュな映像で分かりやすく見せてくれるオープニング。
その後に訪れる酷い襲撃シーンでグイッと劇中に引き込まれたが最後,
事態を見守らざるを得ない迫真,緊迫のサスペンスアクション。
登場する人物たちの個性,
意思の疎通を静かに積み重ねてゆくドラマと,
壮絶なアクションの対比,静と動の緩急が見事。
ラストに150km級ストレートで放たれる
アラブ人の少女がつぶやく言葉が,
骨太かつ普遍的な奥深いテーマを浮かび上がらせる。
「憎しみの連鎖」に脱力・・・
意外な見応えを与えてくれる作品でしたが,
始終揺れっぱなしの映像がしんどくて画面に集中できず。
疲れた・・・。
落ち着いて見せてほしかった・・・。
かなり強引なところもあるのは、他の皆さんも書いてるところではありますが、それを差し引いても、リアルで迫力満点の銃撃戦、フルーリーとアル・ガージーの国を超えた男の友情と熱いものがいっぱい。ピーター・バーグ監督の作品は初めて見ましたが、この臨場感と緊張感はしびれますね。多少疲れますけど……。
そして、ラストのセリフにガツン!とやられました。アメリカ人が主人公だから、どうしてもそちらよりになってしまうのは仕方がないけれども、その中でも極力「アメリカだけが正しい」ということを避けようとした努力は十分に見受けられました。その点も、すごく新鮮でした。
『凄まじいな…』観終った後、こんな言葉しか出てこなかった。『ドキュメンタリーか?』と言いたくなるような、重厚な作り。と、同時にこの映画は、一級品の“アクション・エンタテインメント”です。
1時間50分の上映時間の間、ず~っと息が詰まったままの緊迫した状態で観ておりました。臨場感満点の爆発&銃撃シーンに、緊迫感溢れるストーリー。次の展開が予測できない、『誰がやられるのか?』こんなに張り詰めたまま映画を観たのは、吾輩初めてではないでしょうか?『この映画は、サウジ(中東)で撮ってきたドキュメンタリー・フィルムです』って言われても、充分通用する内容だと思います。しかし冒頭にも書いたように、この映画はアクション映画としても“一級品”であり、極上の“エンタテインメント大作”に仕上がっています。それは製作を務める“男映画”の巨匠マイケル・マンと、そのテイストを引継ぎつつも、見事に自らのスタイルに昇華させた、俊英監督ピーター・バーグによる確かな演出。そして2人のオスカー俳優、ジェイミー・フォックスとクリス・クーパーを筆頭にした俳優陣の、重厚かつ迫真の演技によってもたらされたモノだと思います。
こんなのを観てしまうと、『この世からテロは絶対無くならんわ』と思ってしまいます。如何に希望を持って世界平和を願おうと、地球上には様々な思想、宗教、民族が存在し、それぞれが事あるごとに互いを非難し合い、『自らこそが正義』と主張するのですから、どだいムリな話です。『同じ人間同士』とは言いますが、思想次第で『まったく異なる生き物』とお互いをみなしている訳で、そしてそれは子々孫々の代へと語り継がれていくのです。この映画のラストは、正にそのことを象徴するシーンです。どちらにも、正義は存在しないのです。そしてそのことに互いが気付かないでいる。絶望的ですね。果たして、この戦乱が地球上から消え失せる日は来るのでしょうか?
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