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僕のピアノコンチェルト
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予想以上にいろいろな話が詰まっていてよかったです。
天才でいることに苦悩し、普通でありたいと願うヴィトスは、おじいちゃんの「一番大切なものを手放してみろ」という助言のもと、ある行動に出る。
凡人からすると、天才はうらやましいし憧れる。でも天才だからいいとは限らないんですよね。天才がゆえに生きにくかったり、苦労したり、悩んだりすることが沢山ある。ヴィトスが自分を守る為に起こした行動は、天才だからこそ出来たことですが、それもヴィトスを特別扱いおじいちゃんがいてくれたからこそ。またその唯一秘密を知るおじいちゃんの家でピアノを弾くヴィトスの姿がとてもいいです。
神童と呼ばれる子どもが天才になるには、それなりの環境が必要だったりすると思います。いくら才能があってもそれを伸ばせる環境がなければ埋もれてしまうことだってある。ヴィトスが才能を損なうことなく、自分の意志で開花させることができたのは、おじいちゃんのおかげなんじゃないかな、と思いました。ともかくおじいちゃんとヴィトスとの関係が温かくてすごく良かったです。そしてヴィトスが自分で自分の道を見つけるところが本当にいいですね。先生に会いに行ったシーンはちょっと感動でした。
ヴィトスを演じたテオ・ゲオルギューは、役者さんではなくて、名門音楽学校に在学中のピアニスト。彼こそヴィトスのような神童なのですが、その演技力には驚かされました。初めての演技とは思えないです。
ラストのコンサートシーンは、実は資金不足で「テオのコンサート」としてチケットを発売て撮影したそうです。お客さんには「気にくわなかったらブーイングを」と伝えて始まった演奏だったそうですが、結果16000人の客席はスタンディングオペレーションだったとか。このシーンは神童テオ少年の演奏が聴けます。本当子どもが弾いてるとは思えないぐらいうまくてびっくりでした。
たまたまビデオ屋のレンタルが半額だったので、何の気なしに借りたDVDでした。母と一緒に見ましたが、終わってみれば2人とも主人公とそのおじいちゃんにベタ惚れといった感じでした。
映画自体は静かに進んでいくので、どんどん引き込まれていきます。2ヶ語くらいの言葉が話されているので、どこの国の映画なのか分かりませんでしたが、スイスの映画ということで、母と「あんまり見たことないけど、スイス映画って案外いいのかもね」と言うほどでした。
ぜひぜひ見てみてください。音楽好きじゃなくても楽しめると思います。
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