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河童のクゥと夏休み(ネタばれ有)この映画はすごく感動できて、いい作品だと思いました。けれど、最初のシーンでクゥのお父さんが腕を切られるシーンや、クゥがカタツムリ?を食べるシーン、カラスがはじけるシーンはちょっとグロテスクでした。さすがにあれは小さい子とかに見せちゃいけないなと思うんですが…今のアニメ映画ってこういうの普通なんでしょうか?
質問日時: 2009/04/29 03:54:57
解決日時: 2009/05/13 18:47:16
全部、演出上意味があるシーンですから。お父さんの腕を切られる「痛み」が描かれないと、なんでクゥがTV局で怒るのかが観客には「観念的」にしか伝わりません。クゥがカタツムリを食べるシーンは、野生の生き物であることを観客に教えるため。要するに「可愛いぬいぐるみではないんですよ」という明示的な演出。カラスがはじけるシーンは、「お父さんの腕」と同じで、あれがあるから、オッサンを無くしたクゥの「痛み」が実感できるし、逆にそんな力を持っている自分に対する恐怖も観客に伝わる。残酷シーンをただ単に残酷に描いてないのだから、そんなものを見せちゃいけないなんて大人が勝手に判断しちゃ子供に失礼ですよ。以前、別の人の回答で似たような回答をしたら「私は映画の真似をして虫を殺したら大人に怒られた」と返ってきました。だから、子供にそういうものを見せるのは良くない、とその質問者さんは書きました。私に言わせれば「映画のせいにするな」です。虫を殺そうと考えたのも自分だし、虫を殺したのも自分。映画に触発されても、それを良くないことだと抑えるのは自分だし、興味本位で殺すのは自分です。子供だから自我が無いというのは嘘です。自分が殺そうと意識したから殺したのです。子供だったからとか、映画があったからというのは言い訳に過ぎません。オッサンが私たちと同じようにクゥと会話をするのは、別に「可愛いから」ではありません。親が死ぬ、親しい人が死ぬことは怖いということ、それは痛みを伴うこと、どんな生きものも「痛みがあって、生きていて、自分たちとは違う生き物なのだ」ということ。当たり前のことを、当たり前として伝えてくれている映画です。包み隠さず見せるべきだと思います。そして子供がそのことを怖がってたら話してあげる、聞いてきたら真剣に答えてあげる。それが大人として当たり前の態度なのではないかと思います。
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